【お仕事研究。好きをしごとに】 通訳・翻訳ってどんな仕事?

 

 

通訳・翻訳の仕事を20年以上続けてきた先生が、ご紹介します。

目次
通訳の仕事とは
翻訳の仕事とは
通訳、翻訳に必要な英語力
働き方
AIで通訳・翻訳の仕事はなくなる?
通訳、翻訳の仕事量
どんな人に向いている?
専門学校卒で通訳・翻訳の仕事はできる?
翻訳の仕事をするNBLの卒業生
通訳・翻訳の仕事をしたい方へのメッセージ

 

通訳の仕事とは

英語を使った仕事としてまず思い浮かぶのは通訳ではないでしょうか。スピーカーが話していることを一瞬で同時通訳するのはすごいですよね。裏方でありながら「自分がいないと回らない」会話を動かせる人になれるのが、通訳の醍醐味です。

 

通訳に必須なのは準備です。通訳にはテレビなどメディア系通訳からビジネス通訳、会議通訳など様々な分野のものがありますが、だいたいは自分の知らない言葉だらけです。
普段使わない専門用語は事前に調べ、全て頭に入れておく必要があります。
私が医療系企業の会議通訳をしたときは、2~3時間の会議をするために、1週間から10日前から準備をしていました。

 

翻訳の仕事とは

翻訳は文書や映像を訳すのが主な仕事です。洋画や洋書好きなら、翻訳家にあこがれた人もいるかと思います。ただ訳すだけではなく、一番適切な単語を探しながら、文と文をパズルのようにつなげ、わかりやすくしていきます。それが英訳・和訳と翻訳の違いかと思います。

 

翻訳には正確性が求められます。通訳と違い後々まで記録に残ってしまうものになります。誤訳は訴訟になることもあるので、間違えることができません。

 

通訳、翻訳に必要な英語力

高い英語力が必要です。ただし、英検1級を持っていればできるというわけではありません。
通訳・翻訳をする分野の専門知識も必要です。

企業に通訳・翻訳の専門として就職するためには、トライアルと呼ばれるテストを課せられることもあります。本当に通訳・翻訳をするスキルがあるのか?を見られるわけです。

スキルを証明するためには、TOEFL、通訳案内士、JTFほんやく検定、翻訳実務検定など資格はいろいろとあるので、取得するのはおすすめです。

 

 

働き方

大きく分けると企業に勤めるか、フリーランス(会社に勤めるのではなくいろいろな会社と契約をする)になる方法があります。フリーで仕事をもらうには経験・実績が有利になるため、まずは企業に勤めて通訳・翻訳するケースが多いです。経験年数が少なくてもフリーで仕事をしている方はいますが、いずれにしても経験や実績をアピールする必要があります。

 

 

AIで通訳・翻訳の仕事はなくなる?

おそらくなくならないと思います。AIや自動翻訳は精度をあげており、取ってかわる部分は増えていくと思いますが、複雑になるほど人の手は必要になります。

 

通訳、翻訳の仕事量

スキル次第です。社内通訳として働きはじめた頃、私は毎日遅くまで会社に残って仕事をしていました。フリーランスで仕事の依頼が来るようになった場合は自分で調整もできるでしょう。

 

どんな人に向いている?

通訳も翻訳も、同じことを何回もできる人が向いていると思います。同じ単語の細かいニュアンスの違いを確認するため、和英辞典、英英辞典、類語辞典など何回も何回もひきます。こつこつと続けていく忍耐力が必要です。

私が「準備をすれば、なんでも訳せる」と思えるようになったのは、翻訳の仕事をはじめて15年経ってからです。若い頃は自分の声を録音したり、一つの単語を調べるために大きな図書館に行ったり、様々な努力が必要でした。

幸い、私のまわりには優秀な先輩方やネイティブの方がいましたので、常に目指す目標がありました。この仕事は、語学のエキスパートになるために一番必要な「学び続ける力」が養われます。

 

 

専門学校卒で通訳・翻訳の仕事はできる?

学歴や資格だけでできる仕事ではありませんので、スキルアップし続ける必要があります。日々の授業の課題はもちろん、エクストラでの自習が必須です。
その姿勢は、仕事を始めてからも絶対に必要なものです。

資格試験にチャレンジするのも、実力を判定する上で欠かせないと思います。

応募資格に「大卒」とある求人もありますが、学歴だけでできる仕事ではありません。資格を取得して実力を示す、もしくは就労経験の中で少しずつ実績を作っていくなど、専門学校卒でも十分採用のチャンスはあります。

いずれにせよ、高い語学力が求められます。学生の頃から、学校の勉強に加えて自習を行い、仕事を始めてからもその姿勢を継続していく必要があります。

 

 

翻訳の仕事をするNBL卒業生

 

片岡ラリサさん
2021年3月グローバルビジネスコース 卒業
長野県東御清翔高等学校 出身
長野県上田市にある製造の会社で社内文書の英訳、和訳、ポルトガル語への翻訳を担当
NBL在学時にTOEIC785点取得。入社後も勉強を続け最高点は815点までアップしました。

 

通訳・翻訳の仕事を目指す方へ

語学は継続することが必須です。学生時代は、英語漬けになる経験があってもいいでしょう。
ニュースを英語で読む、聞く。知らない表現を書き留めて調べる。英語で独り言を言ってみる。聞こえてくる日本語を片っ端から通訳してみる。
下手でも間違っていてもいいんです! 誰にも迷惑かけません。まずはやってみること。
リピーティングやシャドーイングなども、初めはできなくても段々とできることが増えていきます。

不得意分野は誰にでもありますが、「通訳は書かなくてもよい」「翻訳は話さなくてもよい」という考え方ではなく、全分野を貪欲に勉強する「姿勢」を持っていてほしいです。
今はオンラインやアプリなど、様々な方法で楽しく勉強できるツールがたくさんあります。
自分に合うものを見つけて、続けてください。

半年・1年と続けていくうちに、勉強というより、趣味に近いスタンスで取り組めるようになっていくはずです。

今回、お話してくれたのは・・

 

長野ビジネス外語カレッジ
英語キャリアコース担任
有馬 都 先生
【経歴】商社で社内通訳・翻訳。アメリカ赴任も経験。
翻訳会社を経て、フリーランスで翻訳やビジネス通訳・翻訳者として活躍。
大学時代にカナダ1年留学。

 

その他

NBL校舎外観
2022年3月25日付で、本校は「職業実践専門課程」に認定されました。
【卒業生の活躍】好きな英語を生かして、子どもたちに英語を教えています
NBLの学生が利用している奨学金いろいろ【日本人学生&留学生】