グローバルビジネスコース教員の忍足です。

 今回は「経営戦略」についてお話したいと思います。「戦略」とは文字通り軍事用語で「戦争で敵に勝つための計略」という意味が語源です。ビジネスにおいても企業は敵(競争相手の他社)に勝たなければ存続できず、撤退や事業縮小、最悪の場合は被買収や倒産に追い込まれてしまいます。従って敵に勝つための広い視野と長期的な展望に基づく計画や実行案の策定が必要です。

 「戦略」と聞くと皆さんは何を思い起こしますか?新刊本のタイトルには「戦略的〇〇」という名前をつけると20-30%売上が上がるという話があります。難しそうだけどかっこいい、読めば自分が偉くなるような気がする、からだそうです。企業で戦略を立案するのは主に組織階層の上の人だからです。それは組織の上に立つ人は高いところから全体を見渡した上で判断を下すことが出来るからです。これを「(空を飛ぶ)鳥の目」と呼びます。

 しかし、戦略を考えるのは決して難しくはなく、むしろ皆さんは日常生活の中で既に戦略を実施しています。戦略とは一言で言えば「物事や判断を広く、先まで考える」ということです。例えばコンビニやスーパーのレジに並ぶ時に皆さんはどういう基準でレジの列を選びますか?大部分の人が「並んでいる人が少ない列」と答えるでしょう。しかし、5人の列と2人の列があった場合に、5人の列の人達の買い物カゴの中の数が各々1-2個で、2人の列がそれぞれ10個以上だった場合はそうはならないでしょう。更にレジ係の人のレジを打つスピードも判断の基準になります。常識を疑ってみる、他の要素も考えてみる、これが「広く」考えることです。

 皆さんは30年前位に爆発的に流行したハンディービデオという製品を知っていますか?軽くて便利、プロではなくてもビデオが簡単に撮れる、ということで生産が追いつかなくなる位の売れ行きでしたが今はどうなったでしょうか?そうです!携帯やスマホに取って替わられました。「今あるモノ」がその座を将来何かに奪われてしまう、企業ですら予想できなかったのです。「この商品が無くなるとしたら、何に代わるのだろうか?」と考えてみるだけで皆さんの戦略的な考え方が高まります。これが「先まで」考えるということです。

  さあ、明日から「戦略」を自分の身近なことから考えてみませんか? 

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