SDGsまちづくりワークショップを福島県の中学生に実施しました

東京ビジネス外語カレッジ(TBL)では「サステーナブル・ツーリズム」「地球のアジェンダ」といったSDGsの視点を取り入れた授業を積極的に行い、学生がグローバルな社会課題を知り、解決する方向性を探る、実践的な学びをしています。

 

学生はこういった授業を通じてキャリアのみならず普段の行動に関しても、グローバルな視点から物事を見ることができるようになっていきます。

 

今回、9月15日に福島県の中学生が修学旅行の一環でTBLを訪問し、SDGsについてやSDGs未来都市である豊島区の実践事例を学ぶ機会を持ちました。(※こういった取り組みは、SDGs推進活動の一環として実施しています。)

 

講座を担当した梅田先生

もちろん、講義内容は中学生向けにカスタマイズして提供されており、TBLでの教育方針にそった入門講座になっています。今回の講座は普段、英語ホスピタリティコースで教鞭をとり、分かりやすい授業で定評のある梅田先生が担当しました。

 

複数の視点でものごとを見てみる

講義の最初には、羊の写真を学生たちに見てもらいながら、自由な発想で2つ以上の羊の活用の仕方を考えてもらいました。

 

毛皮、お肉、雑草処理、動物園などなど。中には、羊を増やしてお金を稼ぐ、といったギラギラした答えも飛び出しました。(笑)

 

クラスメイトと議論する中学生たち

中学生たちはお互いの答えを聞きながら、同じ写真を見たとしても、実に様々な視点があることを実感していました。

 

ちなみにTBLの授業では、日本人と留学生とが一緒に学んでいるため、日本人にとっては意外な答えが普通に授業で飛び交うような環境があります。

 

このことで、異文化理解や多様性の理解が他の学校と比較して飛躍的に進んでいきます。

 

参加者たちは、複数の視点があることを理解した上で、SDGsの学びに入りました。

 

SDGsを複数の組み合わせで考える

SDGsには17つの目標があることが知られています。

 

しかし、17つの目標は単独で存在しているわけではなく、それぞれが関連しています。

 

例えば、フードロス、という食べることができる食品が廃棄される問題があります。このフードロスという社会課題に関して

 

ある参加者は、SDGs12番の「つくる責任 つかう責任」の視点を提案しました。

 

ある参加者からはSDGs10番の「人や国の不平等をなくそう」という視点が提案されました。

 

こういった複数の視点が提案されることで、「フードロス」という社会課題に関わるいろんな側面が見えてくるようになるという仕組みです。

 

複数の視点から解決を図ることで、あることが達成されたら、新しい問題が現れてきた、という課題解決のあるあるが解消される可能性も高まります。

 

講座の最後には、SDGs未来都市である豊島区でのSDGsの取り組みが紹介されました。東京23区で唯一、消滅可能都市に挙げられたことが幸いし、本格的にSDGsの視点から街が再開発され、現在もSDGsまちづくりは継続中です。

 

IKEBUSの説明

豊島区、TBLのSDGsの取り組み

豊島区の特徴的なプロジェクトとして「IKEBUS」があります。このIKEBUSがどういったSDGsの視点があるのか?(答えはこのURLをご参照ください。)

 

参加者たちの一部は、この後実際にIKEBUSに乗車し、学んだ内容を追体験してきました。

 

参加者たちは自分たちの住んでいる街と比較して、人通りが多いことや、緑が少ないことなどの違いを感じていたようでした。

 

何が正解か、ということはありませんが、SDGsの視点で学び体験することで、自分の住む街のSDGsの取り組みなどに関心が行くようになります。

 

ぜひ、小さなことからでもSDGsの「マイプロジェクト」を行ってくれるようになることを願うばかりです。

 

SDGsの実践に関心のある方は、ぜひ、こちらのTBLが推進するプロジェクトにもご参加ください!

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