鈴木理沙さんにインタビュー
環境問題や社会問題解決のために
学生起業を準備中。
夢は日本に「エコカルチャー」を
根付かせること!

グローバルビジネス学科
デジタル・ビジネスコース 1年
鈴木 理沙 さん

ターニングポイントになった
ストリートチルドレンとの出会い
環境問題や社会問題に関心を持ったのは、14歳のころフィリピンでストリートチルドレンに出会ったことがきっかけです。その子と目が合ったとき、今でも鮮明に覚えているくらいショッキングで涙が止まりませんでした。それがターニングポイントになって、「誰かのために、何か行動を起こしたい」と思うようになりました。
起業の準備をしているとうまくいかなかったり、周囲の人から厳しい意見を言われたり、つらいことやくじけそうになることもありますが、あの出会いが原動力になって諦めないで頑張ることができました。
同じ問題意識をもった仲間と学生団体を立ち上げ
中学卒業後は、国際的なことを学べる学科のある高校に進学。高校3年生のときに、他校も含めて同じ問題意識をもっている仲間を集めて学生団体を立ち上げました。関東圏内から高校生、専門学校生、大学生が徐々に集まり、現在メンバーは10人程度になりました。年齢も関心分野もさまざまですが、目指しているものは一緒です。
活動範囲は日本だけですが、環境問題や社会問題について「こういう現実があるんだよ」ということを知らせる発信やイベントを企画・運営しています。
自分のアイデアを具現化するために
ビジネスコンテストにチャレンジ
高校卒業前に、開催時期と挑戦したい気持ちが重なったので、フィガロジャポンのビジネスコンテストに応募しました。
思いついたビジネスアイデアの中から、Earth Calendarというプロダクトに絞って具体的にプランを練りました。審査の結果、有名な雑誌に掲載され、フィードバックもいただき、実際に動き出せることになったのはとても光栄です。持ち前の行動力と夢を具現化する力を活かすことができました。一人だと限界があるし、面白さもだんだんなくなっていくので、学生団体のコミュニティなどでもアイデアを集め、フィガロジャポンにもサポートいただきながら来年の発売を目指して準備しています。
フィガロジャポン「Business with Attitude Pitch Contest 2022 Finalists 暮らしを美しく豊かにする、6組のビジネスアイデア。」で紹介されました。

出典:フィガロジャポン 2022年9月号 (CCCメディアハウス刊)
▼フィガロジャポン ウェブサイト「madameFIGARO.jp」鈴木理沙さんの掲載ページ▼

デジタル・ビジネスコースは
起業をめざすための最適な教育環境
高校卒業後は、オーストラリアのビジネススクールに進学する予定でしたが、コロナ禍の影響やEarth Calendarの話もあって、日本でできることもあると考えて進路変更しました。
高校生のときから起業に興味を持っていたので、TBLのデジタル・ビジネスコースはすごく魅力的でした。起業のためにアドバイスやサポートをいただくには、何かとコネクションが必要です。その点、企業の社長や上層部の方から直接業界の生々しい話や「世間的にこう言われているけれど実際はこうなんだよ」といった講義をしていただけるのは非常に有意義です。授業でお世話になった企業の方々にビジネスアイデアについてご相談したところ、全員からアドバイスやフィードバックをいただきました。たくさんの素敵な出会いがあったことが財産になっています。
最先端の学び&仲間と切磋琢磨できる
多国籍キャンパス
デザイン思考やDX(デジタルトランスフォーメーション)など最新の情報について、デジタル・ビジネスコースで学んだことを起業準備に活かしています。
TBLでは、留学生や同世代で起業をめざしている学生たちとキャリアのことや社会問題について話すことが多いです。そんな仲間との会話は刺激にもなり、勇気をもらえます。お手本になる先輩たちに憧れて入学しましたが、「あの人が頑張っているから私も頑張らなくちゃ。追いつきたい、追いつかれたくない」という気持ちにもなるので励みになります。

環境・貧困・ファッション-人生を掛けて3つの課題を解決したい
人生を掛けて3つの課題「環境」「貧困」「ファッション」を解決する覚悟を決めています。
環境に関しては、日本において「地球のためにできるエコカルチャー」を形成したいです。北欧には「人にも環境にも優しい選択をする」という言葉があります。日本でも日本人の誠実さ、真面目さを活かして行動に変革をもたらせるようになりたいと思っています。
貧困に関しては、ストリートチルドレンの問題解決のために、子どもたちが家族や誰かのためではなく、自分のためにキャリアのことを考えて、夢を実現させられるようなキャリアサポートの環境を整えたいです。
ファッションに関しては、服の廃棄量削減のために服を循環させる仕組みをデジタル化するなど、最新技術を使っていかに服をリユースしていくかを考え、服を捨てずに経済も発展するファッションのあり方を確立させたいです。また、現在はEarth Calendarと並行しながら、Z世代向けの一番“着たい”エシカルファッションブランドでの起業をするべく、準備を進めています。