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業界を代表する企業との交流会

世界を代表する5つ星ホテル「シャングリ・ラ 東京」との企業交流会を開催!

TBLは、企業連携による実践的な教育の一環として、英語ホスピタリティコース1年生のキャリアデザインの授業内で、世界的な高級ホテルであるシャングリ・ラ 東京との企業交流会を開催しました。

多国籍な学生たちの英語による自己紹介で交流会がスタート

「日本に来て3年になりますが、初めて学校に訪問することになり、皆さんとお会いできてとても光栄です。会社説明を始める前に、ここにいる皆さんがどういう方なのか知りたいので、名前と出身地、5年後にどんなことをしていたいか教えてください」交流会の冒頭、シャングリ・ラ 東京の総支配人マティアス Y. スッター氏は、学生たちにフランクに語りかけました。
「私から始めますね。マティアス・スッター、スイス出身です。5年後には、シャングリ・ラ 京都をオープンしていたいです」スッター氏に続いて、日本、ドイツ、フランス、中国、香港、台湾、タイ、ネパール、ベトナムなど20を超える国と地域から学生が集う多国籍なTBLらしく、参加した学生たちが英語で自己紹介。「日本の大学で学びたい」「東京で働きたい」「シャングリ・ラ 東京で働きたい」「起業したい」など5年後の夢を発表し合いました。

自分が選んだことを100%の力でやることが大事

学生の発表を聞いたスッター氏は、「インターナショナルなバックグラウンドをお持ちの方々が集まっているのがとても印象的です。皆さん魅力的な才能を持っていらっしゃいますが、一人ひとりの才能は違います。5年後に何をやりたいかわかっている人もいれば、まだわかっていない人もいると思いますが大丈夫です。これから自分が何をやりたいのかを決めていくことが重要です。私は学生時代、建築士をめざして勉強しました。でも今は、まったく違う仕事をしています。このように、20年後も同じことをやっているとは限りません。何が大事かというと、何を選んだとしても、選んだことを100%の力でやることです。ご両親が言ったから、友だちが言ったからやるのではなく、自分が本当に楽しいと思えることを選んでください」とメッセージを送りました。

ホスピタリティの基本は一人ひとりとのコミュニケーション

続けて、スッター氏は、ご自身の体験談も交えながらホスピタリティについてお話されました。
「ホスピタリティにとって、何が一番重要かというと、一人ひとりとのコミュニケーションです。インスタグラムやファイスブックで“いいね!”をもらうのはすごくうれしいですよね。でもホスピタリティは、本当に面と向かってゲストの方々から『ありがとう』と言ってもらえる、それが生きがいになる業種です。また、ホスピタリティで学んだことは、自分のプライベートでも使えます。ですから、ぜひ情熱を持って、ホスピタリティを学んでください」スッター氏は、ホスピタリティを学ぶと、日ごろから思いやりの心を持って自然と行動できるようになることを学生たちに伝えました。

ホスピタリティの精神に溢れたホテル業界紹介&会社説明

スッター氏の講話の後は、人事部のご担当者によるホテル業界の紹介とシャングリ・ラ 東京の会社説明が行われました。ホテル業界紹介は、クイズ形式を取り入れるなど、学生と双方向でコミュニケーションする工夫がなされており、こんなところにもホスピタリティの精神が垣間見えました。
シャングリ・ラ 東京は、「静寂に包まれた都心の桃源郷」をコンセプトとして、「未来を切り拓き、業界の新機軸を打ち立てる世界で一番お客様に愛されるホスピタリティ」を目指しています。世界のホテル業界のパイオニアとして、継続可能なやり方で、色鮮やかな人生の喜びをおもてなしするシャングリ・ラ 東京では、TBLでホスピタリティを学んだ卒業生もゲスト・サービスとして活躍しています。

総支配人と学生とのQ&Aセッション

Q&Aセッションでは、学生たちの質問に対して、マティアス Y. スッター総支配人から丁寧に答えていただきました。

 

Q 総支配人になるには、どんなバックグラウンドが必要なのでしょうか?

A 学歴や経歴も必要ですが、何が一番重要かというと情熱です。情熱を持って仕事に取り組む姿勢がすごく大切だと思っています。さまざまなキャリアの機会が提供されているような会社と従業員が信頼し合える環境が大事です。キャリアのはしごは、皆平等に用意されています。

 

Q 日本人は困っている人をあまり手助けしませんがどう思われますか?

A 日本は文化的に、パーソナルスペースを大切にしています。でも自分が正しいと思うことであれば、文化的なことがあったとしても声を掛けて手助けすればよいと思います。人によって受け止め方は違うかもしれませんが、正しいことは何なのかを自分で考えて、それを実行する、行動に移すということをこれからも大切にして欲しいと思います。

 

Q&A終了後には、スッター総支配人が学生たち一人ひとりにプレゼントを直接手渡しで贈るというサプライズもあり、最後までホスピタリティ精神の溢れる企業交流会となりました。

世界一流のホスピタリティを実感した学生たち

企業交流会に参加した学生の感想を一部紹介します。

プレゼンテーターは皆、親切でフレンドリーでした。ホテルマネージャーのマティアス・スッター氏は、私たちの質問に答えるためにわざわざ来てくださり、シャングリ・ラ ホテルの世界について詳しく説明してくださいました。彼は特にカリスマ性があり、積極的でユーモアのセンスもある人でした。とても魅力的で、仕事に対する情熱が伝わってきました。また、プレゼンテーションの前に、私たちのことを知りたいと仰っていただいたこともありがたかったです。プレゼンテーションでは、私たちをリラックスさせ、気配りを感じさせるように、とことん付き合ってくださいました。パワーポイントもよく準備されていて、わかりやすかったです。全体として、いい経験でした。

企業連携によるTBLの「ここにしかない学び」は、学生たちにとって、世界の一流に触れ、ホスピタリティの精神を学ぶ貴重な機会となっています。

[シャングリ・ラ 東京]
シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツの日本初のホテルとして、2009年にオープンしたラグジュアリーホテル。東京駅に隣接する37階建て複合ビル「丸の内トラストタワー本館」の上部11フロアに位置し、総客室数200室、レストラン・バー、スパ、ヘルスクラブ、チャペル、宴会・会議施設などを備えている。
https://www.shangri-la.com/jp/tokyo/shangrila/

[シャングリ・ラ 東京 総支配人]

マティアス Y. スッター(Matthias Y. Sutter)
スイス出身。スイスのホテルマネジメントスクールを卒業後、大学院でビジネスを学び、アメリカ合衆国のザ・ペニンシュラホテルシカゴでホテリエとしてのキャリアをスタート。その後は香港、上海、ソウルなどアジアを中心に世界7カ国のホテルで、主に料飲部門の要職や総支配人として経験を積む。2019年9月より現職。