江の島で学ぶ産学連携|TBL実践教育の記録

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ネットで調べた江の島と、本物の江の島は違った。TBL学生が挑んだ産学連携プロジェクト

なぜ地域と連携した実践学習を行うのか

TBLホスピタリティ・ビジネスコース1年生は、藤沢市観光協会・名鉄観光との産学連携のもと、江の島を舞台にしたフィールドワークに取り組みました。

観光業界では今、インバウンド需要の増加とともに、地域住民との関係性や顧客理解の深さが問われています。

教科書だけでは学べないこうした現場のリアルを体感してもらうため、TBLでは地域と連携した実践教育を継続的に行っています。

フィールドワーク:調べる→感じる→聞くの3ステップ

ネットの情報と現地の声のギャップ

事前リサーチでは「インバウンド増加による地域住民との摩擦」という情報が目立ちました。

しかし実際に現地の住民にインタビューすると、「インバウンドには抵抗がない」という声もあれば、「昔の良さが失われ、それが理由で地域を離れた」という声もあり、立場によって受け止め方が大きく異なることを学生たちは実感しました。

ネット上の情報と、現地で直接聞いた声との違いを体感したことは、学生にとって大きな気づきとなりました。

N1分析で顧客理解を深める

今回のキーワードの一つが「N1分析」です。

平均的な顧客像を追うのではなく、特定の一人の感情や行動、背景を深く掘り下げる手法で、学生たちはインタビューを重ねながら、一人ひとりの物語の中に顧客理解のヒントがあることを学びました。

観光協会への質問セッション

現地調査の後には、藤沢市観光協会の担当者への質問セッションを実施。

「なぜ客単価が伸び悩んでいるのか」など、現場で感じたリアルな問いを直接ぶつけ、プロの視点から丁寧な回答を得る時間となりました。

課題解決策の提案へ

現地で得た生の声と、観光協会から聞いた視点をもとに、学生たちは「客単価向上」をテーマにした課題解決策を設計し、7月31日に名鉄観光や藤沢市観光協会の方々へプレゼンテーションを実施しました。

国境を越えた学び:地域フィールドワークでの異文化交流

現地の人々の多様な価値観に触れた地域フィールドワークの経験は、異文化交流にも自然とつながり、「立場や背景の異なる相手を理解しようとする姿勢」を、学生たちはより深く体験することができました。

この一連の学びが育てる力

  • プレゼンテーション力
    調査結果や交流での気づきを、わかりやすく人に伝える力
  • 問題解決力
    現場の声をもとに課題を発見し、解決策を考える力
  • チームワーク
    立場や文化の異なるメンバーと協力し、成果をまとめる力

TBLならではの教育の特徴

今回のプロジェクトには、TBLが大切にする「ホスピタリティ」「地域連携」「実践教育」が凝縮されています。

相手の立場に立って考えるホスピタリティ、地域の企業・団体と直接関わる地域連携、そして教室を飛び出し現場で学ぶ実践教育。

この3つが組み合わさることで、TBLならではの深い学びが生まれています。

将来のキャリアへのつながり

観光・ホテル・サービス業をはじめ、多様な立場の人と関わりながら課題を解決する力は、今後さらに求められていきます。

今回の経験は、学生が卒業後の現場で自信を持って人と向き合うための、確かな土台になるはずです。

なお2年生は10月に三浦市でのフィールドワークを行い、12月の「TBL Venture Pitch」で本格的なビジネスプランを発表予定です。

1年生が価値を”上げる”、2年生が価値を”創る”――学年をまたいで設計されたこのプロジェクトに、TBLらしい実践教育の形があります。