「なぜ学ぶのか?」を見つめる力を育てる|TBL校長からのメッセージ

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こんにちは。
東京ビジネス外語カレッジ(TBL)校長の小林です。
今、このページを開いてくださっている皆さんへ。
進路を考えている高校生の方、そしてその未来を支えている保護者の方へ。
今日は、TBLが大切にしている「学びの本質」について、
少しだけ、皆さんと一緒に考えてみたいと思っています。

最近話題の漫画「チ。」にも描かれている、大切な問い

最近、本屋さんやネットでも話題になっている漫画「チ。」をご存知でしょうか?
地動説を巡る命がけの探究を描いた、深い物語です。
この作品の中で、とても大事なキーワードが登場します。
それが、「タウマゼイン(thaumazein)」。
「驚き」や「不思議に思う心」から学びが始まる、という考え方です。
私たちは、TBLで学ぶみなさんにも、
この小さな「ん?」「なぜだろう?」という違和感をとても大切にしてほしいと願っています。

身近な「ん?」に、未来への種が隠れている

たとえば──

  • 「どうして学校ではいつも座って聞いている授業ばかりなんだろう?」
  • 「なぜこんなに外国人観光客が増えているのに、英語が通じないことが多いんだろう?」
  • 「みんなが行くからって、同じように進路を選んでいいのかな?」

そんな風に、「ん?」と、ふと感じる小さな違和感。
それを「気のせい」で流してしまわずに、大事にしてみてください。
実はそこに、自分だけの問いがあり、未来を切り拓くヒントが隠れているかもしれないのです。

創造性は、異質なものが出会うところから生まれる

よく「創造性は、まったく違うもの同士を組み合わせたときに生まれる」と言われます。

日本の多くの学校は、どうしても同じ文化、同じ価値観の中で過ごすことが多いですよね。
だから、本当の意味での「異質」に触れる機会は、意外と少ないのかもしれません。

でも、TBLは違います。

30カ国以上の国籍を持つ仲間たちが集まる、本物の異質環境。

文化も、考え方も、バックグラウンドも違う学生たちと出会い、
ぶつかり合い、理解し合い、学び合う。
そこには、教科書では学べない、本当の成長のチャンスがあふれています。

きっとあなたの知的好奇心も、思いっきり広がっていくはずです。

これからのAI時代に、本当に必要な力ってなんだろう?

これから社会は、想像もつかないスピードで変わっていきます。

AIやテクノロジーは、次々に新しいものが登場し、
単なる知識の量、資格、学歴だけでは通用しない時代が本格的にやってきます。

では、そんな時代に何を武器にしていくべきか。

それは、
どんなときも考え、学び続ける姿勢。
そして、
新しいものや物事の本質に、目を向ける力。

TBLでは、そんな「問い続ける力」を、一人ひとりの中に育てていきます。

TBLで育てる「4つの力」

TBLが育てたいのは、試験の点数ではありません。
未来を切り拓く「生きる力」です。

  • 語学力|世界と自由に話せる力
  • 異文化理解力|違いを力に変える力
  • 主体性|自分で動き、未来をつくる力
  • デジタル力|時代の波を乗りこなす力

どれも、
「なぜ?」と問い続ける心があってこそ、育っていくものです。

高校生へ、そして保護者の皆さまへ

もし今、
「なんとなく大学へ行くのかな」
「みんながそうしているから」
そんな気持ちのまま進もうとしているなら、
少しだけ、立ち止まってみてください。

そして、こう自分に問いかけてみてください。

「私は、なぜ学びたいのだろう?」

まだ答えが見つかっていなくても、心配はいりません。
問い続けること、それ自体が、未来を切り拓く力になります。

TBLは、あなたのその小さな問いを、一緒に育てる場所です。
ここから、一緒に越境する学びに挑戦してみませんか?


校長プロフィール

小林 司朗(こばやし しろう) 
東京ビジネス外語カレッジ校長 / WEWORLDグループCOO/デンバー大学大学院(Daniel College of Business)会計学修士(Macc)・情報技術学修士(MSIT)/教育、経営、哲学を横断しながら、“人と社会のポテンシャル”を引き出すための仕組みづくりに取り組む。専門学校から企業・国家レベルにまで視野を広げ、「越境する学び」と「実践知の再設計」を軸に、次世代教育モデルの実装を目指している。