基本の基本の英会話【色彩を使った表現①】

英語学習
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留学を決意する理由は人それぞれだと思いますが、やはり大前提として皆さんが目的とするのは「世界共通語である英語を身につけたい!」ではないでしょうか?

このシリーズでは「留学先で自信をもって使える表現」ということにポイントを置いて、基本の基本の英会話を発信したいと思います。

今回は「色を使った英語表現① 」です。

日本語でもよく色彩の入った慣用句や諺(例えば、「青二才」とか、「腹黒い」など)がありますが、もちろん英語にも色を使った英語表現というものがあります。

日本とは色の持つ印象が違ったり、意味も違ったりするので、とても興味深いです。

今回は、まず白と黒を使った英語表現をいくつかご紹介したいと思います。

白(White)

白色は日本ではプラスなイメージが強いですよね。

例えば「潔白」という単語でも、穢れのない清らかな精錬なイメージがありますし、「白湯(さゆ)」のような混じり気のない澄んだお湯にもこの「白色」が使われています。

英語でも日本語と同様に清い、汚れないなどのプラスのイメージが多く、「純粋」、「悪意のない」、「真実の」などの意味合いを持っています。

◆Wave a white flag:白旗を降る、降参する

I persuaded my son to go to the dentist, but he wasn’t going to change his mind, so I wave a white flag in the end.
(息子に歯医者に行くよう説得しましたが、彼は考えを変えなかったので、私は結局降参しました。)

◆Tell a white lie:善意の嘘をつく

I didn’t understand why he told a white lie to his girlfriend.
(私はどうして彼が彼女に嘘をついたのかわかりませんでした。)

◆(as )White as a ghost:(幽霊のように)青ざめて、青白い

She turned white as a ghost, when she heard the news of her son’s car accident.
(彼女は息子の自動車事故のニュースを聞いた時、青ざめました)

日本語では血の気を引いた状態を「青白く」「青ざめた」など、「青色」を使って表現することが多いですが、英語だと「幽霊のように白くなる」という表現で「白色」で表現するところが異なっていて面白いですね。

黒(Black)

黒色はプラスのイメージというより、マイナスの表現として使われることが多いようです。

日本語でも「腹黒い」、「黒いうわさ」、「闇市場」など良いイメージでは使われていません。

英語でも未知のものや神秘的なものを表す場合もありますが、やはり、破壊、罪悪感などネガティブな意味もたくさんあります。

◆Black and blue:あざだらけ

There was a big fight in my neighborhood last night. 
(昨晩、近所で大ゲンカがありました。)
The landlord was black and blue this morning.
(今朝、その家主は青あざだらけになっていました。)

酷く殴られて、あざができることを表現しています。

確かに殴られた人を見ると黒と青色のアザができていますよね。

◆Black sheep of the family:嫌われ者、厄介者

He is always asking his parents for money and doesn’t have a proper job.
(彼はいつも両親にお金の無心をしていて、定職にもついていません。)
I think he’s what you call black sheep.
(彼はいわゆる家族のやっかい者であると思います。)

これは白い羊の群れの中に一頭のみ黒羊がいる、一人だけ違っている人(厄介者などのようにネガティブな意味で)がいることを指す場合に使う表現です。

黒は英語においても不吉・邪悪・暗黒などネガティブイメージのオンパレードです。

黒色で形容されている場合、多くはネガティブなことだと認識しておいても間違いではないでしょう。

その中でも財政の分野では「黒字」や「儲かる」という意味で黒はポジティブな言葉にかわります。

◆In the black:黒字で

Our company is in the black this month.
(わが社は今月黒字です。)

またアメリカではよくBlack Fridayという言葉を聞きますが、これは年に一度感謝祭後の11月の第4木曜日の翌日にあたる日のことで、小売店などで大規模なセールで儲けが期待される日です。

また反対にBlack Mondayもよく耳にしますが、これは80年代に起こった株価大暴落の絶望と衝撃のネガティブな1日を表して言います。

まとめ

今回は「色を使った英語表現① 」ということで、白と黒を使った英語表現をご紹介しました。

実は色彩にはかなり心理的・精神的なものに影響を与えていることにお気づきかと思いますが、日本語と英語の表現でも色を使っているものがあるのはとても興味深いですね。

今回ご紹介した表現は通常の会話でもよく使われているものばかりです。

ちょっと使いこなすにはハードルが高いと思うものもありますが、是非、色を使った表現にも挑戦してみましょう。

次回はさらにカラフルな色の表現をご紹介します!