基本の基本の英会話【頼まれ事をOK/断る時の英語表現】

英語学習
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今回は、「頼まれ事をOK/断る時の英語表現」です。

誰かに何かを依頼された時、どのようにOKすればよいか、また上手にお断りする方法、そして依頼内容を詳しく聞きたいときの英語フレーズをご紹介します。

「もちろんですよ/ 分かりました」

・Sure.
(もちろん)

・Why not?
(なぜだめなの?→notを入れることで反語的になり「いいですよ」という意味になります)

・Not a problem.
(問題ないよ)

・All right.
(いいですよ)

・I got it.
(分かりました)

・Whatever
(まあ、いいですよ)

“Whatever”=「そうしてもしなくても」という意味があり、決してポジティブな気持ちで引き受けるわけではないというニュアンスが混じるので、使い方に注意が必要です。

何かを依頼・お願いされたときに返す言葉として重宝する言葉です。

よくドラマや映画でも耳にするかと思います。

引き受けるときに‘Yes’や’No’だけ返すのではなく、いろいろなバリエーションを覚えておくと、小慣れた感じがでてスマートですよね。

「喜んでしますよ」

・I would be glad to.
・Yes, with pleasure.
・It would be my pleasure.

すべて「喜んでしましょう!」というニュアンスになります。

ここでは’would’について整理しておきましょう。

“I would be glad to動詞”と言う場合と、”I am glad to動詞”と言う場合があります。

その違いは何でしょうか?

この場合は、すでに起こったことに対して、または、これから起こることに対して言っているのかという違いがあります。

もし、すでにしたことに対して嬉しい気持ちを表す場合は、”I am glad to do that.”になります。

対して、これからすることに対しては、”I would be glad to do that.”を使います。

“It would be my pleasure.”も同様に、すでにしたあとであれば、”It is my pleasure.”となるわけです。

ちょっとしたことですが、覚えておくとニュアンスの違いが身についてきます!

「断われるわけがないよ」

・How can I say no?
(直訳:どうしたら私はNoと言うことができるだろうか?→Noと言うわけがない)

・How can anyone say no to that.
(直訳:誰がそれに対してNoと言えるだろうか?→断るわけがない)

・How could I possibly refuse your request?
(直訳:どのようにあなたのリクエストを拒否できるだろうか?→できるがわけない)

could を使った丁寧なフォーマルな言い回しです。

友人同士ではちょっと堅苦しさを感じますね。

「努力してみます」

・I’ll try.
(やってみます)

・I’ll see what I can do.
(直訳:私に何ができるか見てみます→何とかやってみますよ)

see+what+sv名詞節という言い方は、海外のドラマ・映画でもよく出てくる定型化された表現のひとつです。

ここで疑問として「~することを見てみよう」が「やってみよう」」となるのはなぜでしょうか?

例えば、私が何か出来るかどうかを確かめる時に、見てるだけではなく、何かアクションを起こすはずです。

依頼されたことに対して、アクションを起こし、手を尽くそうとやってみますから、「何とかやってみましょう」という意味と同じことになるわけです。

定型文なので、このまま覚えてしまいましょう!

・I’ll make an effort for you.
(直訳:私はあなたのために努力しましょう→努力してみます)

“make an effort”は、「努力する、試す」という意味です。

「あなたのためなら何でもしますよ」

・I’m willing to do anything for you.
(あなたのためなら何でもしますよ)

be willing to do:喜んで~するというニュアンスで使われます。

ただし、相手から依頼されたり、そうする必要があったりした場合に、断らずに「喜んで/すすんで〜する」という意味になります。

・I’m at your service.
(何なりと申しつけください)

“at your service”は「ご自由に、どうぞ何なりと」という意味があります。

似た表現で”I am always at your service.” 「いつでも用件を承ります」もよく使われます。

“I’m at your service.”なら「私に何なりと申しつけください」という意味になります。

・Your wish is my command.
(仰せのままに。お望みなら、なんなりと。)

直訳すると「あなたの願いは私への命令です」という意味。

かなりユーモアの入った表現になります。

「アラジン」に出てくる魔法のランプの魔人ジーニーのセリフでもあります。

友人からの依頼に対して、大げさにユーモアたっぷりに使えば、その場も和むことでしょう!

ビジネスシーンなどフォーマルな場面では、嫌味に捉えられる可能性もあるので、控えたほうが良いでしょう。

依頼内容を詳しく聞きたいとき

「言ってみてください」

・Go ahead.
(どうぞ話しをつづけて)

よく話を先に促す時に使う表現です。

「話を始めてください」や「話を続けてください」などの意味で、依頼内容を詳しく聞きたい場合に使えます。

・Please continue.
(どうぞ続けて)

・I’m all ears.
(さあ、言ってみて)

直訳すると、「私は全部耳です」というニュアンスです。

つまりは「しっかり聞きます」という積極的な意思表示の表現になります。

相手の話す内容を興味ありげに「聞かせて」というときに使ったりします。

ビジネスシーンでも、もちろん使うことができます。

職場の同僚に自身の悩みを持ちかけた時、その同僚が仕事の手を休めて、しっかりと向き合いながら、‘Please continue. I’m all ears.’(続けて。しっかり聞くよ)と言ってくれたら、嬉しいですよね。

このような真剣な場面での使い方もできます。

・All you have to do is ask.
(直訳:あなたがすべきことは尋ねる/頼むことだけです→遠慮なく言ってみて)

“all you have to do is~”は、「あなたは~だけすればいい」という意味になります。

・Just say the word.
(思っていることを言ってみて→遠慮なく言って)

「それはできかねます」

・I’d rather not.
(直訳:私はむしろしないでおきます→遠慮しておきます。)

“I’d rather not.”は、できればやりたくない気持ちを表現する時に使います。

・I don’t think it’s possible.
・I doubt I can do it.
(直訳:私がそれをできるとは疑わしい→できると思えないです)

“I doubt~”は、「~を疑わしく思う、~とは思えない」という意味。

依頼を断りたいという気持ちを匂わす表現として使われます。

・I refuse to do it.
(お断りします)

かなり強くはっきりと拒否する表現になるので、状況によって使い分けをするようにしましょう。

・That’s not acceptable.
(直訳:それは受け入れられません→できかねます)

“acceptable”は、「(依頼や提案、贈り物などを)受け入れる」という意味です。

・I’m sorry but it is not possible now.
・I’m afraid I can’t.
・I apologize but that’s not possible.
・I’m sorry but I don’t think I can.
(申し訳ないのですができません)

「ちょっと考えさせてください」

・I’ll have to think about it.
・I need some time to consider it.
・I need to give it more thought.

“give … more thought~”で、「~について検討する、~についてもう少し考える」という意味になります。

「それは無理です」

・You are asking too much.
(直訳:あなたは求めすぎています→それは無理です)

・That’s too much.
(直訳:それは度を越しています→それは無理です)

相手のお願いに対して面と向かって拒否したり、断ったりすることは、とても難しいものですね。

でも曖昧に応えるよりもYES/NOをはっきり言うことのほうが、海外では好まれたりします。

もちろん断るにしてもいろいろな表現があるので、状況によって使いこなしていきましょう。

また、「できない」、「無理だ」の一点張りの拒否よりも、理由をつけて断るのがマナーとしてもベターでしょう。

・I don’t have the time to do that.
・I don’t have enough time to do that.
(それをする時間はありません)

・I’m too busy now.
(とても忙しいのでできません)

’too’をつけることにより「忙しい」ことを、より強調するストレートな拒否表現になります。

よほど無理な要求をする相手に対してのみ使うようにしましょう。

まとめ

今回は、依頼を承諾したり、断ったりするときの英語表現についてご紹介しました。

お気づきの方も多いかもしれませんが、ほとんどの会話は、基本的な構文を使っています。

何度も同じ構文を使って、さまざまなシチュエーションで使い込んでみましょう!