基本の基本の英会話【意見を尋ねる時の言葉】

英語学習
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留学を決意する理由は人それぞれだと思いますが、やはり大前提として皆さんが目的とするのは「世界共通語である英語を身につけたい!」ではないでしょうか?

このシリーズでは「留学先で自信をもって使える表現」ということにポイントを置いて、基本の基本の英会話を発信したいと思います。

今回は「相手の意見を尋ねる時の言葉」です。

海外に長く滞在していると、学校でも会社でも、または外国人のご友人からも、‘YES or NO’を求められる場面や、意見を求められたり、理由を聞かれたりすることが多いことに気づかれる方もいることでしょう。

そして「いままでそんなことを考えたことがない」ということに気づくことも多いと思います。

皆さんがディスカッションや会話をする上で、相手に意見を求める時、そして相手の意見に対して反応しなければならない場合の基本の表現をいくつかご紹介したいと思います。

あなたはどう思いますか?

ディスカッションする上で、相手の意見や感想を求めたりするときに使える便利なフレーズですね。

ただ、毎回同じフレーズばかりを使ってばかりだと、ディスカッションも機械的な感じになってしまうので、いろんなパターンを学びましょう。

・What do you think(about /of ) ~?
・What do you say?
・What’s your opinion?
(あなたの意見は何ですか?=どう思いますか?)
・How do you think (about)~? 
(あなたはどのように考えますか?)
・How do you feel about it? 
(あなたはどのように感じますか?=どう思いますか?)

どのフレーズも「あなたはどう思いますか?」というニュアンスになります。

‘What do you think?’はよく使われるフレーズです。

直訳すれば「あなたは何を考えますか?」となりますが、ちなみによく似たフレーズに‘How do you think?’というフレーズもあります。

これも日本語に訳すと「あなたはどのように考えますか?」となり、同じ意味になりますが、実は‘what’が‘how’になるだけでそのニュアンスは違ってきます。

よく混同しがちな語なのでここでまとめておきましょう。

◉What do you think~? = 何を思う(どう思う)
◉How do you think~ ?= どのように考える

誰かに何かの意見を聞く時は、通常What do you think?「~についてどう思いますか?」を使います。

Aさん:What do you think about this hotel?
 (このホテルはどう思う?)
Bさん:Well, I think it is very gorgeous! But it is a little expensive for me.
 (豪華だね、でもちょっと高いな)

一方、‘how’は「どうやって~?」、「どのように~?」という意味で、思考方法や発案過程について、つまりは「何かのやり方、作り方、行き方」について尋ねる際に使う語になります。

Aさん:How do you think I should go to the station?
(私はどうやってその駅に行けばいいと思う?)
Bさん:I think you should take a bus .It only takes about 20 minutes from here.
(バスでいったらいいと思うよ。ここから20分くらいで着くよ。)

Aさん:How do you think he met his wife?
(どうやって彼は彼の妻と会ったと思う?)
Bさん:I heard that he met her while on a journey two years ago.
(2年前、彼は彼女に旅行中に出会ったと聞いたよ)
 
2つの例文のような形で‘how’は使うことができます。

この場合’what’を使うとちょっと奇妙な会話になってしまうので、注意が必要です。

そういう意味ではHow do you feel ?(どう感じる?)=what do you think?(どう思う?)ととらえたほうが自然でしょう。

何か良い考えはありますか?

ディスカッションが滞った際や、自分自身で良いアイディアが浮かばない場合に、学校でも職場でも使えるフレーズになります。

周りの人の考えを聞きたい時やアイディアをもらいたい時にも使ってみたいですね。

・Do you have any (good) ideas?
・Have you got any( good) ideas?
・Have you thought of anything good yet?
(あなたはまだ何か良い考えを思いつかないか?=思いつきましたか?)

どうしたらいいのでしょうか?

相手に投げかけるようなニュアンスになりますが、どちらかと言えば、お手上げ状態の時に使うイメージでしょうか。

・What do you think we should do?

・How should we play it?

play (it):行動する、ふるまうという意味なので、「どのように私たちは行動したらいいのか?=どうしたらいいのか?」というニュアンスになります。

ここでもHowを使っていますから、何かのやり方・作り方・行き方などを尋ねているということになりますね。

・What am I supposed to do?

be supposed to~:いくつかの意味の使い方がありますが、規則・約束・義務などの意味で「~することになっている」「(何らかの理由で)~するはずの状態」を表します。

「わたしに何をしろというのですか?=どうしたらいいの?」という意味が含まれています。

どうしてそう思うのですか?

・Why would you think that? 
・What makes you say such a thing?
(何があなたにそんなことを言わせるの?=どうしてそう考えるの?)

・Why would you even consider that?

ディスカッションなどではよく双方が使いあうフレーズです。

’would’ というと、私たちは丁寧さを表す時に使う’Would you ~?’のフレーズを覚えているかと思いますが、もともと’would ‘には「推測」の意味が含まれているので、「えっ、なんでそう思うの?」というようなニュアンスになります。

相手の意見に対して、その根拠や理由がいま一つクリアでないときはこの表現で、相手の意図を確認してもいいのではないでしょうか。

そして言い方、使い方によっては、相手にきつく聞こえてしまうこともあるので注意して使いましょう。

まとめ

今回は、相手に意見を求める時の表現をご紹介しました。

ディスカッションなどの時に、自身の考えが滞った時や、考えを切り替えたい時など、場面場面で重宝するフレーズかと思います。

ぜひ、学校のディスカッションや職場の会議などで使ってみてください。

次回は、相手の意見にYESかNOか、応えなければならない場合の表現フレーズをいくつかご紹介します。