海外経験を積みたい!キャリアアップしたい!いろいろ世界を見てまわりたい!
留学を決意する理由は人それぞれだと思いますが、やはり大前提として皆さんが目的とするのは「世界共通語である英語を身につけたい!」ではないでしょうか?
このシリーズでは「留学先で自信をもって使える表現」ということにポイントを置いて、基本の基本の英会話を発信したいと思います。
今回は「人を褒める時に表す言葉」です。
皆さんは、褒められることに慣れていますか?また他者を褒めることは得意でしょうか?
意外と人に褒められた時や、人を褒めることというのは難しいと感じる人は多いのではないでしょうか。
誰かを素直に褒める時に、また自分が人から褒められたりした時に、どもったり、恥ずかしがったりせず、堂々ととっさに返せるフレーズがあればとても素敵ですよね。
今回はそのいくつかのフレーズをご紹介したいと思います。
すごいよ!
・Great!
・Wonderful!
・Splendid! (あっぱれな、りっぱな、見事な、すばらしい、すてきな)
・Nice!
ひと言で、「いいね!」、「すごいよ!」と相手を褒められる言葉になりますから、とても気軽に使える表現です。
もう少し、色を付けたい場合は、‘Reallyや’Very’を前につけて強調してみてもいいでしょう。

ただ、毎回、同じ言葉を使い続けていると、褒められた相手も「また同じ事言っているな」と嬉しさも半減してしまいかねません。
いくつか同じような意味を持つ言葉を覚えておきましょう。
素晴らしい!
・Fantastic!
・Excellent!
・Amazing!
・Unbelievable!
これらもひと言で表せば「素晴らしい!!」という表現になります。
どちらかというと「素敵だ!最高!」「信じられない!(素晴らしい)」というニュアンスで、より強い意味になります。
彼らは日本人と比べると褒める言葉をとても頻繁に会話の中で使うように思います。
「少し大げさかも、、、」と感じることもありますが、それも彼らの文化だと思うとおもしろいですね。

ちなみに、もう少しくだけた言い方にはなりますが、‘Cool!’や、’Awesome!’ も誉め言葉として使えます。
基本的な意味は「すごい!」、「イカすよ!」、「素晴らしい!」ですが、あくまでもくだけた言葉なので、フォーマルな場所では使わないほうがいいでしょう。
よくやった!
・Good job!
・Well done!
・Bravo!
これらの言葉もよく使う表現です。
特にGood job!は、上手く事を処理したりすると、この言葉で褒めあう光景を日本でも耳にするようになりました。

また、’Well done!’は、学校などで、先生が生徒を評価する際によく聞かれる言葉です。
’Bravo!’ は、もともとイタリア語ですが、今でも公演などが終了し拍手喝采が起こる中、良いパフォーマンスをしたアーティストに対して、賛辞を贈る際にこの言葉を聞かれる方もいることでしょう。
あなたはよくやっているよ。
・You are doing well.
“do well”は、「よくやる、上手くやる」という意味です。
・You are doing a great job so far.
(今までのところは素晴らしい仕事をしている=あなたはよくやっている)

・So far so good! (ここまではとても良い=今のところ順調だね)
“so far”とは、「ここまでは、今までのところは」という意味です。
最高だよ。
・You are the best.
(あなたが一番=最高だよ)

・You are out of this world.
“be out of this world”は、「普通ではないほど、この世ではありえないほど素晴らしい」というニュアンスの言葉。
応用としても便利に使えるフレーズです。
例:This dish is out of this world.(この世で味わえないほど素晴らしい料理だ)

あなたが誇らしいです。
・I’m so proud of you.
・You make me so proud.
これらはよく海外ドラマや映画、そしてスピーチなどでも耳にするフレーズです。
このままを覚えてしまいましょう。

あなたの周りの誰かが、何かをやり遂げたり、賞などを取った時などにぜひ使ってみましょう。
あなたが羨ましいよ。
以下は、「羨ましい」というニュアンスの表現フレーズです。
・I’m envious of you.
“envious”は、あまり日常的には使われず、少しフォーマルな印象となります。
同じ意味で”I envy you.”の方が自然です。

・I’m so jealous.
’envious’と’jealous’は日本語の意味はどちらも「嫉妬」、「妬み」などに訳されますが、双方にはニュアンスの違いがあります。
ここでまとめておきましょう。
‘envious’ の「妬み」は自分が持っていないものを、第三者が持っている時に使われることが多く、物やお金、その人の地位や立場、外見、そして成し遂げた事だったりと様々なものが対象として使われています。
その一方、’jealous’ の「妬み」は今持っている物や人を、第三者が奪っていくような状況で使われることが多いようです。
ただ、ネイティブによっては、jealousもポジティブな感情の時にも使うこともあるようなので、厳格なルールは決められていないとも言えるでしょう。
あくまで通例としてニュアンスの違いがあると覚えておきましょう。
・I wish I were you.
・I wish I were in your shoes.
(私があなたの立場だったらなあ(実際は違う)=羨ましいよ)
“in one’s shoes”とは、「~の立場になる」という意味です。
あなたは私よりすごいですよ。一枚上手ですね。
・You are better than me.
・You are one step ahead of me.
・I’ve got to hand it to you.
“I’ve got to” は「~しなければならない」と言う意味です。
また、”hand it to you”は「成功者などに賛辞を贈る、敬意を表する」という意味合いがあります。
上の文を直訳すると「私はあなたに敬意を表さなければならない」が転じて、「お見事です、恐れ入った」というニュアンスが含まれます。

ただし、状況によって、皮肉に取られる場合もあるので、使う状況には気つけましょう。
頭がいいなあ、物知りだね。
・You are so clever.
・You’re so smart.
・You are intelligent.
‘clever’、’smart’、’intelligent’はどれも「賢い」というニュアンスがある言葉ですが、相手に褒める言葉贈る場合、どう使い分けを考えたらいいのでしょうか?
まとめておきましょう。
‘clever’は、「頭の回転が早い」と言う意味で「頭がいいね」という時に使います。
ただし、アメリカ英語では「ずる賢い」という意味でも使われることがあるようです。
’smart’は、「賢明な」「頭がいい」という意味がある一方、カッコつけすぎて「生意気な」の意味にも使われるので注意しましょう。
反対にイギリス英語では「おしゃれな」という意味にも使われます。
その時の状況によって使い分けてみましょう。
そして‘intelligent’は「知性がある」、「理解力がある」と言う意味になり、一般的な意味で「頭がいい」という意味で使える言葉でしょう。

・You seem to know everything.
・You’re a walking dictionary / encyclopedia.
“You are a walking dictionary”は直訳すると「歩く辞書」という意味ですね。
日本語でいう「歩く生き字引」と同じ意味で、何でも知っている人という意味です。
あなたって何でもできるのね。
・You are good at everything.*
*be good at :~が得意である、と言う意味で「すべてが得意である」という意味から何でもできる人という意味になります。
・Is there anything you can’t do?
直訳すると「あなたにできないことはありますか?」
転じて、「何でもできる」という意味になります。
・You have so much talent.
talent=才能。
「あなたはとても多くの才能を持っている」=何でもできる人という意味です。
ちなみに形容詞はtalentedを使ってYou are so talented.(あなたは才能のある人です)と言い換えることもできます。

まとめ
人を褒める言葉や表現は無数にありますので、今回ご紹介したものは、ほんの一部分です。
日本人は、相手に対して面と向かって人前で褒めることが苦手な人が多いと思うこともありますが、海外では自信をもって相手を賞賛したり、肯定したりすることは当たり前に行われています。
ちょっと羨ましい気持ちで見ることもあります。(これが今回ご紹介したenvyという気持ちでしょうか)
一つでも使える表現があれば、ぜひ自信をもって相手を賞賛してみましょう。
次回は相手の功績をさらに称えるフレーズと、反対に自分が褒められた時に応える表現をご紹介します。