今回は「招待と訪問のための英語表現②」です。
前回にひき続き、自宅に招待をされた時、受けた時に関する英語表現をご紹介します。

今回はカジュアルな友人の家を訪問する際の会話というより、ちょっとかしこまった間柄同士のパーティや訪問の際の会話表現を学びます。
ワンランク上の英語表現を覚えて、将来そのような状況にも、スマートに対応できるようになったらいいですよね!
家を訪問するとき(ゲスト側)
「こちらは~さんのお宅でしょうか?」
・Is this Mr. White’s residence?
・Does Mr. White live here?
・Is Mr. White there?
最初に訪問する際は、特に家族がいるファミリーの家を訪問する際には、緊張しますよね。
誰が出てくるのかわかりませんし、日本の家と違い、表札が出ている家は英語圏の国ではほとんどありません。
番地や番号などが郵便ポストや玄関ドアに書いてあるところが多いでしょう。
その家で間違いないか?緊張する一瞬ですね。

本来、人を訪問する際は、事前に約束しますが、約束せずに立ち寄る場合や他の家族がいる場合は、上記のように相手の在宅を確かめることは大切ですね。
「突然訪問してすみません」
・I am sorry to drop in so suddenly.
(突然立ち寄ってすみません)
“drop in”で、「立ち寄る、不意に立ち寄る」という意味になります。
・I am sorry to intrude.
(突然押しかけてすみません)
“intrude”は、「押しかけていく」という意味です。
事前の約束がなく、近くに来たついでに立ち寄るということもありますよね。

大概はその前に電話で一報し、その後訪問した際は、ひとこと謝ることも忘れないようにしましょう。
「ちょっとしたお土産です」
・It’s a little present for you.
・I got you a little present.
・I’ve brought something for you.
訪問する際は、ちょっとしたプレゼントをお土産としてもっていくことも多いですよね。

日本語では謙遜の意味を込めて、「つまらないものですが・・・」といいますが、英語では注意が必要です!
英語圏で「つまらないもの」という単語を使って手土産を渡してしまうと、「そんなつまらないものを私に持ってきたの?」と思われかねません。
謙遜は日本の美徳と言われてきましたが、海外では伝わりにくいものです。
この場合は英語で「ちょっとした」、「小さな」と付け加えればその真意は伝わります。

ご紹介した4つのフレーズは誰からから招待されて、相手に手土産を差し出しながら謙遜の気持ちを表す際に使える表現になります。
来客を迎える時(ホスト側)
「ようこそ!いらっしゃい!」
・Welcome!
・Please come on in!
“come on in”は、「さあ、入って」という意味。

Come inにonが入ることによって、より「さあ、入って」という入る動作を強く促す命令文になります。
ちなみにCome in!は、「入って」という単なる命令の印象になります。
「来てくれてありがとうございます」
・Thank you for coming today.
(来てくれてありがとうございます)
・Thanks for coming such a distance.
(遠くから来てくれてありがとうございます)
特に遠方から訪ねてくれたゲストに対して使える便利なフレーズです。

・Thanks for coming over.
“come over”は、「(話し相手の方に)来る」という意味です。
「来てくれて嬉しいです。お待ちしていました」
・I am glad you came. I was waiting for you.
(来てくれて嬉しいです。お待ちしていました)
・I’m so glad that you could come. I’ve been expecting you.
(来てくれて嬉しいです。あなたを待っていたんですよ)
“expect”は、「~を待つ、~を期待する」という意味です。
・I am so pleased to have with us. You’re finally here!
(あなたをここにお迎え出来て嬉しいです)
・I really appreciate your coming over. I’ve waiting for you.
(来てくれて嬉しいです。待っていました。)
これらは定型の表現ばかりです。
ドラマや映画でもよく耳にするフレーズかと思います。
日本語だと正面きってこういう言葉を頻繁に交わすことはありませんが、海外では率直に感情を表わします!

皆さんが招待する立場になった時、訪ねてくれたゲストにストレートに感謝を表現できたら素敵ですね。
「靴を脱いでいただけますか?」
・If you don’t mind taking off your shoes…
(差し支えなければ靴を脱いでいただけますか。)
・Could you please take your shoes off?
(靴を脱いでいただけますでしょうか?)
・Please take off your shoes.
(靴を脱いでいただけますか?)
“take off one’s shoes”は、「靴を脱ぐ」という意味です。

海外では日本のように家に入る際に、靴を脱ぐ習慣のない国も多くあります。
もし皆さんの家にゲストを招待した時、靴を脱いでもらいたい場合には、丁寧にお願いしてみましょう。
また、その際「そのまま入っても構わない」という気持ちであれば、’Come right in. Come straight through.’と言えば伝わります。
ちなみに「靴を履く」は、‘Put on one’s shoes’です。
対で覚えてしまいましょう。
「座って、楽にしてください」
・Please sit down and make yourself comfortable.
(座って、楽にしてくださいね)
・Please make yourself at home.
(自分の家のように、楽にしてください)
上記フレーズは定型表現になりますが、’at home’をつけると、「自分の家にいるように、気楽にくつろいでください」というニュアンスになります。

人によっては冷蔵庫を勝手に開けて、中にあるものを飲んだり、食べてしまわれたりすることもあるようです!(まさに文化の違いですね!)
「自分の家のように」という意味で、相手側に伝わってしまうことがあるようなので、そのつもりでない場合は、使い方に気を付けましょう。
まとめ
今回は家を訪問するとき・された時の便利な英語フレーズをご紹介しました。
ご紹介したフレーズはその一部ですが、招待する側はゲストに気を配る大切さは、日本でも海外でも変わりませんね。

次回はホームパーティで食事でおもてなしする際の英語表現をご紹介します。