今回は「何かを依頼・お願いするときの英語表現」です。
皆さんは、学校や職場で友人や同僚に「これお願いしたいなぁ」「ちょっとヘルプしてもらいたいな」と思った時、どのように依頼しますか?

今回は、基礎の定型表現を身につけながら、お願い・依頼をするときの英語フレーズを学びましょう!
「お願いしたいことがあるのですが・・」
「お願いしたいことがあります」という意味で、”do me a favor”という表現がよく使われます。
依頼を表現する定型フレーズに”do me a favor”を当てはめると、依頼する表現ができあがります。
“do me a favor”をそのまま使うと「お願いを聞いてよ」という命令のニュアンスが強くなるので、気を付けましょう。
・Can you do me a favor?
・Would you do me a favor?
・Could you do me a favor?
・Can I ask you a favor?
・I need(want) you to do me a favor.
文法書や、会話文で聞いたことのある言葉だと思いますが、実際に使ったことがある方はそんなに多くはないかもしれません。
ネイティブにとっては自然な表現フレーズなので、「習うより慣れろ」で実際使ってみることをお奨めします。
このフレーズを入れることで、ダイレクトに物事をいきなり頼むより、ワンクッション置くことができる便利な表現です。

・I have a big favor to ask.
(直訳:私はお願いする大きな願いを持っています)
重要な用件をお願いしたい時に婉曲的(えんきょく)に伝えるための表現になります。
・Can I ask you for a personal favor?
(個人的なお願い聞いてもらえますか?)
“a personal favor”とは、「個人的なお願い」という意味です。

「絶対にお願いを聞いて」
・Please say yes.
・Don’t say no!
・You must do me this favor.
お願いしたいことを断ってほしくない気持ちの時に使う念押し表現になりますが、使う状況や相手を選ぶので注意が必要です。
言い方によってもきつく聞こえることもありますし、相手によっては「断れない」状況になってしまうので気を付けましょう。
友だち同士で、笑顔やリラックスした雰囲気の中で下から目線でお願いしてみるのがいいかもしれませんね。

「手伝ってくれる?」
突発的に助けが欲しい時や、何か作業をしている際にお願いしたい時などに、使えるフレーズをご紹介します。
・I need help!
(助けが必要!)
・I need your help!
(あなたの助けが必要!)
・Help me!!
(助けて!)
どれもシンプルなフレーズで、使いやすいですが、注意が必要!
‘Help!’や‘Help me!’などは、どちらかと言えば突発的な場合や、緊急時に助けを求める場合などに使う印象が強いです。

通常の手伝いや支援などを頼む時は、より丁寧な表現を使うようにしましょう。
・Can you help me, please.
(手伝ってくれますか?)
・Will you help me?
(手伝ってくれる?)
・I wonder if you can help me.
“I wonder if~”は、「~してくれるでしょうか?」という意味です。
“I wonder if +SV”の語順で、「~かどうか」という意味になりますが、意訳すると「~でしょうか?」と相手に丁寧にお願いをするときによく使われる表現です。

・Could you assist me?
“Could you ~”はより丁寧な印象ですが、友人や同僚などにはやや、堅苦しい印象のフレーズです。
状況によって使い分けをしましょう。
「手を貸してもらえませんか?」
Help me!という表現にとても馴染みがありますが、手を貸して=ヘルプというニュアンスでもいろいろな表現があります。
毎回Helpを使うだけではなく、異なった表現でヘルプをお願いしてみてはいかがでしょうか?
・Lend me a hand, please.
(手を貸してください)
・Would you mind lending me a hand?
(良かったら手伝ってもらえませんか?)
“lend/give~a hand”は「~に手を貸す、~の手伝いをする」という意味です。

・Will you give me a hand with this?
(これ手伝ってもらえない?)
・Would you mind giving me a hand with this?
(手を貸してもらえませんか?)
・Help me out here.
・Could you help out?
(ここから助け出して~!→手伝って~!)
“out”をつけることにより「今すぐ助け出して」というニュアンスが強くなります。

「~を見ておいてくれますか?」
日本は荷物を置いてちょっと席を外しても盗難などに遭うことはまだ少ないかもしれませんが、海外ではちょっとした隙に盗難や置き引きに遭ってしまうことがよくあります。
その場合に友人などに自身のカバンやスーツケースを見ててもらうこともあるので、重宝する表現として覚えておきましょう。
・Please keep an eye on my suitcase?
(私のスーツケースをちょっと見ておいてくれますか?)
keep an eye on~:~から目を離さないでおく、~を監視するという意味。
よく空港や駅などで、少しの間席を外す状況会話で使える言葉です。
私も留学先の空港で見知らぬ人から言われてびっくりしました!(よほど安全に見えたんでしょうね。笑)

・Can you watch my bag for me?
(私のバッグを見ておいてくれますか?)
・I would appreciate it if you could keep an eye on my bags.
(直訳:私のバッグを見ておいていただけるとありがたいです。→見ておいてもらえますか?)

また子供を見ていてほしいという時にも同様の表現が使えます。
・Do you mind looking after my kids for us tomorrow?
(明日私たちの子供を見てもらっても構いませんか?)
・Would it be possible for you to look after for us while we’re gone tomorrow?
(明日私たちが出かけている間、子供たちを見ていていただけますか?)
Do you mind~ing?や、Would it be possible for人to~?は、このブログでも何度かご紹介した丁寧な表現です。

まとめ
今回は、依頼・お願いするときの英語表現についてご紹介しました。
学校や職場でも何かを依頼したり、友だちやホストファミリーにお願いしたりすることはありますから、是非今回ご紹介した表現を使ってみてください。
次回は、お願いされた時の返答方法についてご紹介します!お楽しみに!