基本の基本の英会話【「嬉しさ」の感情を表す言葉編】

英語学習
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留学を決意する理由は人それぞれだと思いますが、やはり大前提として皆さんが目的とするのは「世界共通語である英語を身につけたい!」ではないでしょうか?

このシリーズでは「留学先で自信をもって使える表現」ということにポイントを置いて、基本の基本の英会話を発信したいと思います。

今回は「感情を表す言葉」です。

これまで数回にわたり、簡単な英語表現についてご紹介してきましたが、「嬉しい!!」、「楽しい!」、「悲しい!」、「頭にくる!」って英語でどう表現したらいいか分かりますか??

感情といっても大きく分けて「喜怒哀楽」がありますが、皆さんはご自身のその時の感情を英語で上手に表現できますか?

今回は「感情」を表現する言葉・フレーズの中で、「嬉しい」という感情についての表現をご紹介したいと思います。

日本語でも嬉しい感情にはいろいろ表現がありますよね?

「嬉しい」、「最高!」、「超嬉しい!」など嬉しいという感情だけでもその程度によっても表現がさまざまに変わるのは、日本語でも英語でも同じです。

また使う状況によってもその表現を変えるというのも同じです。

例えば、ビジネスシーンで相手側と初めて会った際に、「今日は会えてもう最高!」という表現を使ったとしたら、相手は皆さんや、皆さんの会社に対して首をかしげることでしょう。

そのことも少しご紹介できたらと思います。

嬉しい~(*’▽’)

まず、嬉しいという言葉で浮かぶのは、‘I am happy!’ ではないでしょうか?よく使う一般的な表現かもしれませんね。

もちろん、この表現でも正解なのですが、happy以外にはどういう語があるのでしょうか?

代表的なものをご紹介しましょう。

(1)glad

・I am so glad to meet you.
会えて嬉しいです

・I am glad to hear that.
そのこと聞いてほっとしています=それは嬉しいニュースですね

”glad”も、happyと同じで嬉しいという気持ちも表現しますが、どちらかと言えば「感謝(ありがたい)の気持ち」や一時的に「ホッとした安堵の気持ち」の意味が含まれています。

(2)pleased

・I’m pleased to meet you.
あなたにお会いできて嬉しく思います

・I’m pleased to hear that.
それを聞いて嬉しく思います

‘pleased’は、フォーマルな表現で、happyに近い意味を持つ語です。

フォーマルなので、状況としてはビジネスシーンや目上の人に対して使うといいでしょう。

’happy’はpleasedよりカジュアルなので、使い方によってはくだけた印象になるので、注意が必要です。

例えば、大事なビジネスシーンで’I’m happy!’と言うと、場合によっては「嬉しーい!」と若い学生が、思わず言葉に出した印象を与え、違和感を持たれることもありますので、シーンに合わせてpleasedを使いこなしましょう。

’pleased’は、基本的には’I’m pleased.’とだけの使い方はあまりしません。

会話の中の流れで、内容が明白な場合は、’I’m pleased.’で通じることもありますが、一般的には後ろに’to ’や’with’、そして’that’などをつけて、自身が何に対して嬉しい、満足した気持ちを感じているのかをはっきり伝えることが多いということも覚えておきましょう。

・I’m pleased to do the work with you.
あなたとその仕事をすることを嬉しく思います

・I’m pleased that you have come.
ようこそおいでくださいました

(3)delighted

・I’m so delighted to hear about it.
それについて聞くことを喜ばしく思います=いいニュースでとても嬉しく思います

・He was delighted to know I had passed the exam.
彼は私が試験に合格したことを喜びました

’delighted’は、pleasedよりさらに喜びの感情、気持ちを強めた語となり、delighted =very pleasedのニュアンスと考えられます。

delightedもその後ろに、何に対して大いに喜びを感じるのかという理由/内容を付けることを覚えておきましょう。

(4)happy

happyは、「嬉しい」「幸せ」「満足」などを表現する一般的な語ですが、gladより自分自身の嬉しい気持ちや満足している気持ちを強く表現する語と言われています。

またpleased のようにフォーマルな場ではなく、カジュアルな場所や状況で使える便利な語と言えるでしょう。

・I’m happy for you.
あなたのために嬉しいです=よかったですね

・I’m happy that you remember me.
私のことを覚えていてくれて嬉しいです

・I’m happy to be able to get in touch with you.
あなたに連絡がとれてよかったです

get in touch with:~に連絡する

さて、「嬉しい」感情を表す4つの代表的な語についてご紹介しましたが、その他にも嬉しさを表現するフレーズがあります。

いくつかご紹介しておきます。

・I’m in paradise.
私は天国にいます=天国にいるように嬉しいという意味になります

・I’m flying (high).
私は高く飛んでいます=飛んでいるがごとく嬉しいというニュアンス

すべて比喩的な表現ですが、どれも嬉しさが伝わりますね。

・I’m jumping for joy.
嬉しさで飛び跳ねています

嬉しさのあまりジャンプしながら小躍りしている様が伝わりますね。happyやgladなど以外でこのような表現で嬉しさを伝えてみてはいかでしょうか?

ちなみに、どれもカジュアルな印象がありますので、フォーマルな状況で使うのは控えましょう。

最高!( *´艸`)

また、気分が最高潮の場合には、さらにもっと嬉しさ、喜びを表現できるフレーズがいくつかあります。

すべてが「最高だ!」というニュアンスの意味となります。

・What a great feeling!
なんて素晴らしい気分なんだ!=最高だよ!

感情をこめて言ってみたらいかがでしょうか?今現在の最高な気持ちが相手にも伝わると思います。

・I’m overjoyed!
私は狂喜しています=もう最高だよ!
overjoyedはbe overjoyedで大喜びする、狂喜するという意味があります。

・Who could ask for more?
誰がこれ以上を求めますか?=つまりは求める者はない=最高!という意味になります

・Could it get any better than this?
比較級を使っての表現ですが、これよりどんな良いものを得ることができるだろうか?=つまりはもうこれ以上のものはない=最高!という意味になります

・I’ve never been happier in my life!
私は今までの人生で、これより幸せであったことはない=つまりはこの上なく幸せだ=最高!

・I’m sitting on the top pf the world!
私は世界の頂点に座っている=最高!

「もう最高だ!」と思うくらい嬉しいことがあれば、ぜひ使ってご自身の感情を伝えてみましょう。

満足~(*‘ω‘ *)

「嬉しい」、「幸せ」まではいかずとも「満足している気持ち」の場合は、次のような表現が使えます。

・I’m satisfied with the result.  
私はそれで満足です

*be satisfied with~:~に満足だという意味があります。

・I’ll settle for that.
私はそのことに甘んじます=まあ、そのくらいで満足します

*settle for ~:~に甘んずる、~を不満だが仕方なしに受け入れるという意味が含まれています。

・That’s good enough for me.
それで私には十分良いです=満足しています

これらの表現もあらゆるシーンで使える表現なので、ぜひ、日常の中で使ってみてはいかがでしょうか?

複雑な気持ち…( ;∀;)

最後に「嬉しくもあり悲しくもある」というような複雑な感情という時もありますよね。

そういう場合はどう表現し、相手に伝えますか?

‘I’m happy, but I’m sad.’と言いましょうか。

それでも伝わらないことはないと思いますが、「同時にその感情が起こる」と考えて、「同時に」という’at the same time’をつけて’ I’m happy, but I’m sad at the same time’もしくは‘ I’m sad and I’m happy at the same time.’と表現してみるともっと伝わるでしょう。

・I have mixed feelings on/about this.
複雑な気持ちです

・I feel bittersweet about it.*
ほろ苦さを感じています

*bittersweetは、「気分は良いけれども一方で寂しさを感じる」というほろ苦さの感情を表す語です。

まとめ

今回は「嬉しい」という感情に焦点を当てて、代表的な表現をご紹介しました。

’I’m happy.’からもっと多様な表現を身につけて、さらに生き生きとした会話、コミュニケーションを目指してみてはいかがでしょうか?