基本の基本の英会話【反対を表す時の言葉】

英語学習
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留学を決意する理由は人それぞれだと思いますが、やはり大前提として皆さんが目的とするのは「世界共通語である英語を身につけたい!」ではないでしょうか?

このシリーズでは「留学先で自信をもって使える表現」ということにポイントを置いて、基本の基本の英会話を発信したいと思います。

前回は相手の意見に対して、支持や同意する場合の’返し’の基本表現をご紹介しましたが、今回は相手の意見に反対するときの表現についてご紹介します。

それは違います。

・You are wrong.
・I think that’s wrong.
・You are not right.
・I don’t think you ‘re right.

どちらかというと、‘wrong’という言葉を使い、’You are wrong‘とそのまま伝えると、直接的な言い方となり、きつく感じる相手もかもしいるれません。

そこで主語をYou ではなく、it やthatにすることで印象を薄めながら、不同意することができます。

下記のようにthinkの後ろにyouを主語とするか、thatとするかで、相手が受ける印象が全く変わるので注意しましょう。

◉I think you’re wrong.(あなたは間違っています)
◉ I think that’s wrong.(それは間違っていると思います)

‘you’は直接的に相手を否定している印象があるのに対して、thatを主語にすると相手ではなく、単に自分の意見を述べている印象になります。

また’ you are not right’といきなり伝えるより、I don’t think を前につけて、’you are right’とすることで、「あなたが正しいと私は思わないよ」=「それは違います」というニュアンスにもなり、’You are not right’と直接伝えるより間接的な印象になります。

絶対に間違っています。

・You’re completely wrong.

‘completely’は「完全に」「まったく」などの意味になるので、「完全に間違っている」というニュアンスとなります。

・You’ve got it all wrong.

You’ve got it all wrongは、直訳すると「あなたはそれをすべて間違って得ました」という意味になり、転じて「絶対に違う」というニュアンスのフレーズになります。

・You couldn’t be more wrong.
(それ以上間違っていることはありえません)=(完全に間違っています)

・You’re off base.

You’ re off base;口語でよく使う表現です。「あなた(の意見)は基礎(base)から外れています」という意味が転じて「完全に間違っています」というニュアンスの時に使われます。

・That’s not always the case.

直訳すると「それは常にそのケースではない」=「それは常にそうとは限らない」となり、相手の意見に否を唱えるときに使える表現です。

・Perhaps you should reconsider.

「たぶん、もう一度熟慮したほうがいいね」というニュアンスになり、印象としては遠回しに「あなたの意見は違います」ということを伝えています。

私は反対です。

・I disagree. (私は反対です)
・I don’t agree with that. (私はそのことに同意しません)
・I don’t share your point of view. (私はあなたの見解に同意しません)

ここにご紹介したフレーズはすべて「私は反対です」という意味になります。

I disagree.は短いフレーズで「反対」の意を表すものですが、直接的に’disagree(反論する)’を用いるより、’not agree’を使い「同意しない」という表現すると柔らかい印象を与えます。

明らかに反対を表す場合なら、直接的な言葉を使うほうがインパクトはあるかもしれません。

・I’m against that idea.
(私はそのアイディアに反します)

againstは~に反して、反抗してという意味で、be againstで、~に反対するというニュアンスですが、直球型の表現になるので、相手と状況を見て使うほうがいいでしょう。

ちなみにI am not against that idea.であれば、「私はそのアイディアに反対はしていない」という意味になります。

・I’m opposed to that proposal.
(私はその提案に反対します)

be opposed to~は、主語に人を伴って「〜に反対である」という意味で使われますが、be againstより柔らかい印象の表現です。

絶対に同意できません。

・I disagree completely.

これまで何度かご紹介してきた’completely’ですが、この語をつけることで「完全に」、「まったく」という意味が加わるので、「完全に(絶対に)同意できない」という時に用いることができます。

・I’m totally opposed to that.

‘totally’は、何かに反対したり、嫌なことに対して「完全に」とか「まったく」という意味で用いられる語なので、be opposed to とともに使うことで、「完全に反対」「まったくもって反対」というニュアンスになります。

・I strongly disapprove of that.

’strongly’は言葉どおり「強く」という意味があるので、’disapprove’(不賛成である、不同意である)とともに「強く不賛成(不同意)である」=「絶対に同意できない」という意味になります。

・I beg to differ.

beg to~は「~させて欲しいと願う」という意味があり、直訳すると、「違う意見を持つことを許可してほしい」となり、’beg to differ’で’disagree’または’do not agree’をフォーマルにした表現として「失礼ですが、、、」、「お言葉ですが、、、」という意味合いが加わり、「お言葉ですが、私は意見が違います」となります。

フォーマルな表現なので、人によっては少し冷たい印象を受ける場合もあるかもしれません。

残念ですが、、、

・I’m afraid I can’t agree with you.
・I’m sorry but I have to disagree with you.

同意しない、反対することを表現するにしても、I’m afraid….や、I’m sorry but….を前につけることで、単に「反対だ」「同意しない」と言うより、丁寧な印象のフレーズになります。

話になりません。考えられません。

・That’s out of the question.
(それは問題外です)

(be)out of the question:問題外、不可能であるという意味。

・That’s ridiculous! (それはバカげているよ!)

・That doesn’t make any sense.
(それは意味がわからないよ)

It doesn’t make any senseで「筋が通らない、理にかなっていない」という意味があり、転じて「意味がわからない」という意味にもなります。

ここで紹介したこれらの表現や語は、使う相手や状況によっては、キツイ物言いになる可能性も含んでいるので、注意して使うようにしましょう。

私はそうは思いません。

・I don’t think so.
・I don’t see it that way.
・I have a different opinion about this.

すべてこれらのフレーズは、同じニュアンスで使うことができます。

I don’t think so.は一番馴染みのあるフレーズだと思いますが、他の表現を覚えて、ディスカッションや会話の中で使ってみましょう。

・Not really.

Not reallyという語は語尾を下げて⤵発音すると「そうでもないよ」というニュアンスになり、反対に上げて⤴発音すると「まさか!!」という驚きに近い表現で使えます。

疑わしいですね。

・I doubt it.

’doubt’は、「~を疑う、~を疑わしく思う」という意味ですが、否定的な意味を含んでいる語です。

I doubt she will come to the party tonight

直訳すると「私は彼女はパーティに来るだろうことを疑っています」という意味になりますが、これは相手が来るか来ないか本当はどう思っているのでしょうか。

doubtが含む意味から考えると、「私は彼女が今夜パーティに来るとは思えない」というニュアンスになります。

つまりは、「おそらく来ないだろう」と思っていることになります。

I doubt it.を使う場合、皆さんの気持ちの中に「違う」、「反対」などの否定的な気持ちがあるということになります。

・I don’t think that’s true

・I must say I’m a bit skeptical.

skepticalは疑い深い、懐疑的なという意味の形容詞で、I am skeptical.で「疑いを抱いている、怪しいと思っている」という意味です。

その信憑性や効果などに対して「100%信じない」というニュアンスを伝える時に便利なフレーズです。

ちなみに英国では、’sceptical’とスペルが変わります。

まとめ

今回は相手の意見に反対するときの表現についてご紹介しました。

ディスカッションやディベートの中で、相手に対して英語で不同意の気持ちや、反対・反論をしたりすることは、最初はとても勇気がいることです。

しかし、自身の意見などをしっかり言うことが求められる欧米では、必要なスキルとなるでしょう。

様々なパターンを、一つでも多く覚えてディスカッションやディベートに活用してみましょう。