「専門学校って、学費が高いイメージがある」
「大学と比べて、結局どっちがお金がかかるの?」
進路を考えるとき、学費は高校生にとっても保護者にとっても大きな悩みです。
結論からいうと、専門学校の学費は「1年あたり」で見ると私立大学と大きくは変わらないことが多い一方、2年制なら「総額」は抑えやすいのが実態です。
ただし、分野や学校によって金額の幅が大きく、パンフレットの「授業料」だけを見ていると、実際に払う金額とずれてしまうこともあります。
TBL(東京ビジネス外語カレッジ)の在校生にも、「学費面を重視していたけれど、減免制度や費用を抑えられる留学制度の説明を聞いて安心した」という声があります。
学費は「高いか安いか」だけでなく、「何にいくら払い、何が得られるか」で考えると、後悔しない学校選びにつながります。
この記事では、専門学校の学費の相場の見方から、学費に含まれるもの、大学との比較、奨学金や支援制度の使い方まで順番に解説します。
専門学校の学費、世間のイメージと実態

「専門学校は高い」と言われる理由
専門学校の学費が高く感じられる理由の一つは、1年あたりの金額が大きく見えることです。
大学は4年間、専門学校の多くは2年間で学ぶため、同じ内容を短い期間にぎゅっと詰めて学ぶ分、1年あたりの学費は高めに見えやすくなります。
また、実習用の機材や設備を使う分野では、実習費や施設費が上乗せされることもあります。
相場は「分野」と「年数」で大きく変わる
専門学校の学費は、分野によって大きく違います。
医療系や、専用の機材を使う分野は高めになりやすく、語学・ビジネス系は比較的抑えめになる傾向があります。
さらに、2年制か3年制か、4年制かによっても総額は変わります。
そのため、「専門学校の学費の相場は○○円」とひとくくりにするより、気になる学校同士を「卒業までの総額」で比べるのがいちばん確実です。
1年目の金額だけで判断しないことが大切
専門学校の1年目には、入学金がかかるため、2年目より金額が大きくなります。
1年目の金額だけを見て「高い」と判断せず、卒業までの合計で考えるようにしましょう。
学費に含まれるもの・含まれないもの
学費に含まれることが多い費用
募集要項の「学費」には、主に次のような費用が含まれます。
- 入学金(1年目のみ)
- 授業料
- 施設費(校舎や設備の維持費)
- 実習・演習費
- 教材費
- 学友会費(学校行事などに使う費用)
学校によって項目名や内訳は違います。授業料が安く見えても、施設費や実習費を足すと総額が変わることがあるので、必ず「合計」を確認しましょう。
学費とは別にかかる費用
学費の表には載っていない費用もあります。
- 資格・検定の受験料
- インターンシップや研修の参加費
- 留学する場合の渡航費や現地での生活費
- 通学の交通費
- 一人暮らしの場合の家賃や生活費
特に、地方から上京する場合は、学費より生活費の方が大きくなることもあります。
オープンキャンパスや個別相談で「学費以外にかかるお金」も聞いておくと安心です。
「表に載っていない費用」を質問するときのポイント
学校に聞くときは、次のように具体的に質問するのがおすすめです。
- 卒業までに払う学費の合計はいくらか
- 学費以外に、必ずかかる費用はあるか
- 分割で払うことはできるか、手数料はかかるか
大学と比較した場合のコスト感

大学の学費の目安
文部科学省の資料をもとに、大学(学部)の学費の目安を整理しました。
| 項目 | 国立大学(標準額) | 私立大学(令和7年度入学者の平均) |
|---|---|---|
| 入学金 | 282,000円 | 240,365円 |
| 授業料(年額) | 535,800円 | 968,069円 |
| 施設設備費(年額) | ー | 172,550円 |
| 実験実習料・その他 | ー | 126,664円 |
| 初年度の合計 | 817,800円 | 1,507,647円 |
| 4年間の目安 | 約243万円 | 約480万円 |
※4年間の目安は、入学金と、授業料・施設設備費の4年分を単純に足した金額です(私立大学の実験実習料・その他は含みません)。国立大学は国が定める標準額で、実際の金額は大学ごとに異なる場合があります。私立大学も学部や大学によって大きく異なります。
出典:
専門学校と比べると?
たとえばTBLの場合、1年目の学費は1,370,000円、2年目は1,270,000円で、2年間の合計は2,640,000円です(一括納入の場合)。
初年度の合計は私立大学の平均より少し低く、2年目以降の1年あたりの学費(私立大学の授業料+施設設備費の平均は1,140,619円)と比べると、やや高めです。
一方で、2年で卒業するため、卒業までの総額は私立大学の4年間よりも少なくなります。
「学費+生活費+働き始める時期」で考える
学費の比較では、在学期間の違いも大切なポイントです。
- 在学期間が短いほど、通学費や生活費も少なくて済む
- 早く社会に出れば、その分早く収入を得られる
もちろん、大学には大学ならではの学びがあり、「どちらが得か」だけで決めるものではありません。
大学と専門学校の学び方の違いについては、大学と専門学校の違いとは?学び方・学費・就職まで徹底比較で詳しく解説しています。
奨学金・支援制度の活用

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金
多くの学生が利用しているのが、日本学生支援機構の奨学金です。専門学校生も利用できます。
- 第一種奨学金:無利子で借りられる(成績や家計の基準あり)
- 第二種奨学金:利子付き(上限年3%)で、借りる金額を選べる
どちらも「借りるお金」なので、卒業後に返す必要があります。
将来の返済額をシミュレーションしてから、必要な分だけ借りるようにしましょう。
高等教育の修学支援新制度
住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯の学生は、「高等教育の修学支援新制度」で、授業料・入学金の減免と、返さなくてよい給付型奨学金を受けられる可能性があります。
文部科学省によると、専門学校の約8割がこの制度の対象校になっています。対象校かどうかは、文部科学省のホームページで確認できます。
多子世帯への支援が広がるなど制度は見直しが続いているので、最新の条件を確認しましょう。
学校独自の減免制度と、国の教育ローン
学校によっては、入試方式や英語・資格のスコア、出席率などに応じた独自の減免制度があります。
指定校推薦やAO入試で受けられる減免がある学校もあるので、入試方式を選ぶときにチェックしておくのがおすすめです(参考:指定校推薦とは?メリット・デメリットと後悔しない学校選び、AO入試とは?メリット・デメリットと向いている高校生の特徴)。
また、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」は保護者が借りる制度で、入学前の費用にも使えます。
注意:奨学金は「入学前の支払い」に間に合わない
意外と知られていないのが、奨学金の最初の振り込みは入学後になるという点です。
入学金や1年目の学費は入学前に払う必要があるため、奨学金だけでは間に合いません。
入学前の費用をどう用意するか、早めに家族で話し合っておきましょう。
TBLの学費・支援制度の案内
TBLの学費(2027年4月入学)
TBLの学費は、4つのコース(グローバルビジネス、デジタル・ビジネス、ホスピタリティ・ビジネス、日中医療通訳)すべて同じ金額です。
| 項目 | 1年目 | 2年目 |
|---|---|---|
| 入学金 | 100,000円 | ー |
| 授業料 | 950,000円 | 950,000円 |
| 施設費 | 200,000円 | 200,000円 |
| 実習・演習費 | 20,000円 | 20,000円 |
| 教材費 | 80,000円 | 80,000円 |
| 学友会費 | 20,000円 | 20,000円 |
| 合計 | 1,370,000円 | 1,270,000円 |
分割で払うこともできます(分納手数料10,000円)。
資格試験の受験料やインターンシップの参加料などは別にかかります。最新の金額は、TBL公式サイトの「学費・奨学金について」で確認してください。
使える減免制度・奨学金
TBLには、次のような独自の減免制度があります(減免額は年間授業料の半額が上限です)。
- 英語能力奨励金:50,000円または100,000円(スコアの基準あり)
- 各種資格・検定奨励金:50,000円〜200,000円
- 指定校推薦入学の授業料減免:50,000円
- 進級時奨励金:50,000円(1年目の出席率95%以上)
- 入学後のTBL奨学金制度:100,000円
また、TBLは高等教育の修学支援新制度の対象校です。日本学生支援機構の奨学金や国の教育ローンも利用できます。
留学しても費用を抑えやすい仕組み
TBLでは、学費の負担を抑えながら海外で学べる留学制度も選べます。
- ハンガリー交換留学:留学先の大学の学費が免除されるため、負担は現地での生活費などが中心
- セブ・シンガポール留学:2年目の授業料などが免除になり、在籍登録費などの100,000円をTBLに納める(留学先の授業料・滞在費などは別途)
在校生の入学理由にも、「学費が安く済むハンガリー留学があるところ」「留学制度の選択肢が広く、費用負担も抑えられる」という声がありました。
オーストラリアへの短期留学で英語力の足りなさを痛感したある学生は、学費の高さがネックになる学校もあるなかで、ハンガリー交換留学に強く惹かれてTBLを選んでいます。
ハンガリー留学について詳しくは、費用を抑えながら海外大学でキャンパスライフ!ハンガリー留学の魅力を読んでみてください。
学費で「何が得られるか」も比べよう
学費を比べるときは、金額と一緒に「その学費で、どんな毎日が送れるか」も見てみてください。
TBLには約40カ国の留学生が在籍していて、授業はもちろん、昼休みも放課後も一緒に過ごします。
海外に行かなくても、毎日が国際交流になる、国内留学のような学校生活です。
「留学したいけれど費用が心配」という人は、留学したいけど費用がネック…日本でできる国際交流と第一歩も参考になります。
留学生と過ごすなかで、自分の意見を伝えられるようになったり、やりたいことが見えてきたりして、「入学前とは別人みたい」と言われるほど変わる学生も少なくありません。
卒業後は、就職だけでなく、海外大学への編入や海外就職、起業など、進路の選択肢も広がっています。
よくある質問
Q. 専門学校の学費は大学より高いですか?
A. 1年あたりで見ると、私立大学と同じくらいか少し高い学校もあります。ただし、2年制の専門学校なら在学期間が短いため、卒業までの総額は私立大学の4年間より少なくなることが多いです。比べるときは「卒業までの総額」で見るのがおすすめです。
Q. 専門学校の学費は分割で払えますか?
A. 分納(分割払い)に対応している学校は多くあります。TBLも分納ができ、分納手数料10,000円がかかります。支払いの時期や回数は学校ごとに違うので、募集要項で確認しましょう。
Q. 奨学金で入学金を払うことはできますか?
A. 日本学生支援機構の奨学金は、最初の振り込みが入学後になるため、入学前に払う入学金や1年目の学費には間に合いません。入学前の費用は、家庭で用意するか、国の教育ローンなどを検討しましょう。
Q. 専門学校でも修学支援新制度は使えますか?
A. 使えます。ただし、対象になるのは国の要件を満たした「対象校」だけです。文部科学省によると専門学校の約8割が対象校で、TBLも対象になっています。家計の基準や成績の基準もあるので、最新の情報を確認しましょう。
まとめ
この記事のポイントを整理します。
- 専門学校の学費は分野や年数によって幅が大きく、「卒業までの総額」で比べるのが確実
- 学費には入学金・授業料・施設費・実習費などが含まれ、資格の受験料や生活費は別にかかる
- 1年あたりでは私立大学と同じくらいでも、2年制なら総額は抑えやすい
- 奨学金・修学支援新制度・学校独自の減免など、負担を減らす方法はいくつもある
- 奨学金は入学前の支払いに間に合わないので、早めに家族で準備しておく
- 金額だけでなく、「その学費でどんな経験ができるか」も比べる
学費は進路選びの大切な条件ですが、金額だけで決めてしまうのはもったいないことです。
気になる学校があれば、オープンキャンパスや個別相談で、学費や支援制度のことも遠慮なく聞いてみてください。実際の学校の雰囲気を見ることで、「この学費を払って通いたい」と思える学校かどうかも見えてきます。
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