
TBLに興味を持って、このページにたどり着かれた方は『留学』に興味のある方も多いのではないでしょうか。今回インタビューしたのは、TBLのグローバルビジネスコースを卒業し、海外大学編入学が決まり、入学の準備を進めている(取材当時)本多先輩です。
実は私カエルもこの海外大学編入学2+2コースの存在を知り、TBLに入学を決めた学生の一人です。そこで、渡航前の本多先輩に海外でビジネスを学ぶためにどんな準備をしたのか聞いてみました。
取材をしてみて、これまで想像もできなかった「海外大学でビジネスを学ぶ」ということが、少し分かるようになりました。これまでの①➁のブログと重なる内容もありますが、そこは「超大事なアドバイス」なので、ぜひ注目してみて最後までインタビューをご覧になって下さい。
―海外大学の編入試験に学校で学んだことは活かせましたか?
実は、ビジネス系のテストはなかったです。ただ、学校に入ってから活かせるかと言われれば難しいかもしれません。
これはハンガリーに交換留学したので、分かったことなのですが、授業だけでは足りないと思ったので、私は自分で専門書を買って勉強しました。
専門学校を卒業して就職する目的では、資格の取得のための勉強だったりするので、学校の勉強で十分に対応できます。
でも、海外大学の編入学を目標にするなら、交換留学に参加して学んだり、日本にいる時には自分でもプラスアルファで専門書を勉強していくことをおススメします。
多分、そういった努力がないと海外の大学に編入学してから、ほんとうに授業についていくのが大変になるのが想像できるので、私はそういう努力をしています。

※この写真はイメージ写真です
―具体的にはどんな学びをされているのですか?
マクロ経済やミクロ経済など、3冊くらい本を買って経済の基礎理論を理解するように努めています。学校では入門レベルの学びなので、それに続く専門基礎の勉強ですね。
結果的に編入することになったのは、マーケティングの学部なので、今慌ててマーケティングの専門基礎の勉強をしているところです。
まだ理解が深まっていないので、英語でやるのは早いかなと思っていて、今は日本語で勉強しています。でも可能であれば海外に行くまでに、英語でやっておきたいと思っています。
ハンガリーの大学の交換留学に参加したときに、マクロ経済とかミクロ経済とか統計学の授業を英語で受講したのですが、とても難しかったです。
その時は英会話すら満足にできない状態だったので、友だちとかに助けてもらいながらギリギリ授業についていけた状態でした。
経済学に関しては、その時使っていた教材がPDFで残っているので、それを見たりして復習しています。
心が何度も折れかけた交換留学での経験

―ハンガリーに行ったときは、話していることが理解できない状態だったのですか?
講義は全然わかりませんでしたね。(笑)
ただ、その時コロナ禍で大学はオンライン授業が始まりたてで、学校側が手厚く授業内容を動画に残してくれて、オンラインで見られる状態になっていたので、復習ができてとてもありがたかったです。
―それは心が折れそうな環境ですね。
私は実際に、ハンガリーに行ったときは何回か心が折れました。(笑)
それで、心が萎えていた期間があったのですが、ここで止まってられないなと、スイッチが入りました。
高校時代まで自分はある程度勉強とかできるかなと思ってハンガリーに行ったのですが、
そんな傲慢な気持ちをぶちのめされて、これはやばいと思って、心を入れ替えて再出発した、という感じでした。
―TBLの授業は先輩にとって簡単だったのですか?
英語の授業などは、上位のレベルのクラスの人たちはできる人ばかりだったので、ついていくのが難しかったです。
課題でこれやってきて、と言われても、課題の内容が理解できず、コミュニケーション力が追い付いていなかったのできつかったですね。
―2+2を使って留学することの利点はいまのところ何だと思いますか?
最終学歴が専門卒ではなく大卒になるところと、海外大学を卒業したという学歴は魅力的です。
例えば大学の交換留学だと、日本の大学卒業という扱いになるので、海外大学卒業の学歴を考えると2+2コースが一番スムーズなのではないかなと思います。
後悔しかないと今思うのであれば、今やり切れ

―海外大学編入学を実現させるために勉強以外で気を付けていたことはありますか?
金銭面ですね。
私は最初、奨学金の申請も考えていたのですが、必要がなくなり、申請しませんでした。
ハンガリーに留学する友だちの場合は、奨学金や貯金、向こうで稼ぐお金のトータルで計画しているようです。
渡航のためにビザをとるためのお金もいりますし、授業料以外の生活費や経費も、積み重なるとある程度の額になることは頭に入れておくべきだと思います。
―海外大学編入学を目指す後輩や、TBLへの入学を検討している人へのアドバイスをお願いします。
私は、努力し続ければ結果はついてくる、という考えがあまり好きじゃなくて、実際にいくら努力しても報われないときもありました。
そういうことは、TBLで海外大学の編入学を考えている人は、感じ始めている時期だと思います。
ですので、編入学するための、現実的な勉強方法とかを自分でやりながら、築き上げた方がいいと思います。
がむしゃらにやっても絶対頭に入ってこないですし、効率も悪いです。
どのように勉強をするのかは正解がないので、反省をしながらすることが必要です。そして、勉強以外も海外に行くことを想像して、気がついたことは前倒しでやるようにした方がいいです。
後悔しかないと今思うのであれば、それを留学前に言わないように、TBLでの2年間を間違ってもいいから、行動しながらやり切ってください。
ぜひ、自分に合った勉強スタイルを見つけて、準備を楽しんでみてください。
―いまの渡航前の率直な気持ちを教えてください。
今は、勉強についていけなくて退学や留年になるかも、ということしか頭にないです。(笑)
入学許可をもらえた今は、大学を卒業して、仕事で切磋琢磨できる名のある企業に就職することが目標ですね。
―最後に言い残したことはありますか?
基礎は大事!英語は文法と単語はしっかりとやって!
同じことを話しますが、文法は大事じゃないと思われていますが、友だちと会話をただ楽しみたいだけならそうかもしれないです。でも「英語で何かを学ぶために留学する」のであれば、文法は必要になってきますよね。文法がめちゃくちゃなメールとかエッセイとか、信用されないと思います。
カエルの取材後記
カエルは今回取材をして本多先輩の「後悔しかないと今思うのであれば、それを留学前に言わない」という言葉がめちゃくちゃ刺さりました。
目標に向かう中で、目の前のことに対して努力を惜しまなかった結果が、今の本多先輩を作っているのだなと思いました。
しかも自分に合った勉強スタイルを身に付けるって、簡単な事じゃないって思うんです。
目標に向かう途中でその都度反省しながら、足りないと思うことは自ら勉強して補うことができる事がすごいなと感じました。
カエルは、あの時やっておけば、、、と後悔することがたくさんあります。
でもカエルは2年後に「後悔しかないと今思うのであれば、それを留学前に言わない」と後輩たちに言えるようになって見せたいと思います。