常夏の年越し!各国の年末年始事情(南半球編)

世界を知る
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皆さん、こんにちは。

あと数日でクリスマス、その後は年越しの時期ですね。

留学先での年越しの雰囲気は、日本の年末年始とはひと味違い、体験するとおもしろいですよ。

今回は、各国の年末年始事情(南半球編)ということで、オーストラリアとニュージーランドの年越しについてご紹介します。

オーストラリアの年越し

南半球は、その時期は夏の季節。冬の北半球の人間にとっては、真夏の年末年始は違和感&びっくりかもしれませんね!

私たちが、コートやダウンジャケットなどの防寒具にくるまれている頃、彼らは夏服や水着を着て、海水浴をしているのですから、それは不思議な光景です。

オーストラリアでは、大晦日の31日は、日本のような休日ではなく平日扱いです。

31日だからといって、特別なことはせず、いたって普通の日常を過ごす人も多くいるそうです。

職についている人たちは、勤務時間を短縮したり、またはお休みにしたりする会社もあるそうです。

もちろん、31日には全く何も行わないというわけでもありません。

大都市では、大晦日のカウントダウンのイベントを開催しています。

特にシドニーで開催されるSydney New Year’s Eve Fireworksは世界的にも有名で、国内外からこのイベントに参加するために100万人以上が集まると言われています。

世界の主要都市に先駆けて新年が明ける場所なので、毎年、世界中のメディアが港からの大規模な花火の打ち上げと新年を祝う人々を、こぞって中継します。

いつまでも記憶に残る爽快なイベントの一つといっても過言ではありません。

また湾内には、多くのクルーズがHarbour of Light Paradeに参加しており、華やかに装飾された船が島から島へと周遊します。

夏の夜空にカウントダウンが響きわたり、花火があがる午前0時には、湾内には多くの船が浮かび、その光景は圧巻です。

反対に、そのような派手なイベントには参加せず、パブやナイトクラブで友人や恋人とカウントダウンを迎える人も多く、そこでもとても盛り上がります。

夏の季節なので、サマーバケーションの盛り上がりもあり、毎年、非常に人も気温も熱いそうですよ。

ニュージーランドの年越し

かなり個人的主観ですが、ニュージランドは「のどかでゆったり」というイメージなのですが、それでも年末の31日は、小さな町でもカウントダウンのイベントが行われ、この夜はさすがにどこでもにぎわいを感じることができるといいます。

でも一つ注意したのは、どの街でもイベントが行われる場所でのアルコールの飲酒は一定の場所が設けられているそうです。

ビールを持ち歩きながら飲酒をしていると違法行為となり、処罰の対象となります。

例えば、観光地のクイーンズタウンという場所でも年末年始の定める期間はセンター区域でのアルコール類の持ち歩きは禁止(違法行為地区)に変わります。

それをうっかり忘れてしまう人もいて、周りから注意を受けている光景を見かけるそうですよ。

この時期に滞在することがあれば、アルコールを持ち込まないことをお奨めします。

また新年の1日には、盛大なパレードなどの派手なイベントは行われることは少ないようですが、1月2日以降から月末くらいまでは、彼らにとって夏休みということもあって、様々なローカル色の強いイベントが行われているそうです。

新年を祝ってのイベントというより、夏フェスや夏祭りのようなイメージなのでしょうか。

蚤の市や、ファーマーズマーケット、ロデオ大会、そしてスポーツイベントもよく行われたりして、とても盛り上がるそうですよ。

夏の時期は、日照時間が長いこともあり、ニュージランドらしい年末年始の光景を見ることができるでしょう。

まとめ

日本の年末はお正月の準備や、大掃除などであわただしく、賑やかに過ぎ去ってしまい、31日が明けると、新年はとても静かに迎えることが多いですね。

欧米圏では、クリスマスが日本のお正月のように、通常家族で過ごすのが一般的なので、クリスマス期間は、留学や長期滞在する人は、日本の家族を思い出して、ちょっと寂しい気持ちになってしまうかもしれません。

ですが、特に季節が真逆のオセアニアは、クリスマス・年末年始と、日本とは全く違う体験ができます。

その時期に帰国せず留学先にステイする方は、ぜひ異文化体験をめいっぱい楽しんでください!