今日は、バレンタインデー。

皆さまいかがお過ごしの予定でしょうか。
今回は、日本と各国のバレンタインデーの違いについてご紹介します。
バレンタインデーの由来
バレンタインデー(St Valentine’s Day)は、日本だけでなく世界各地でカップルの愛の誓いの日とされています。

この名前は3世紀、ローマ帝国の時代の司祭、バレンタイン氏に由来しています。
当時決められた、国の兵士の士気を下げるため、結婚を禁止するという皇帝の命令に反して多くの兵士の結婚を許可したために、ついには迫害を受け亡くなった方だそうです。
司祭の殉教の日が2月14日とされ、当初は彼の死を悼む行事だったようですが、14世紀頃からは春の訪れとともに愛の告白にふさわしい時期という事でプロポーズの贈り物をするイベントに変わっていったそうです。
日本のバレンタインデー
皆さんがご存知のとおり、女性が男性へチョコレートを贈る日です。

本命チョコ、義理チョコなど安価なものから超高級なものまで至る所で売り出され、年々増えるチョコの売り上げは、昨年で1300億円を超えるそうです。
日本のバレンタイン文化はユニークに独自の進化を遂げています。
女子が女子の友だちにあげる「友チョコ」や、最近はこの時期に有名ブランドから期間限定のオリジナル商品が販売されることから、自分自身のご褒美にチョコレートを買う女性も多いとか。

特に今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、インターネットでチョコレートを配送したり、プレゼント自体を控えたりする可能性もあるようです。
それでもやはりバレンタインデー商戦はすでに始まっており、日本の大きなイベントの一つですね!

また、日本独自の行事「ホワイトデー」はチョコレートをもらった男性から女性へのお返しデーとして定着しています。
どうしてチョコレート?
そもそも、なぜ日本ではバレンタインデー=チョコレートなのでしょう?
1958年に日本のメリーチョコレートがハートのチョコレートの販売をキャンペーンとして始めたのが由来だそうです。

そのため、チョコレートがプレゼントの定番となっているのは実は日本やその影響をうけたアジア各国です。
欧米圏のバレンタインデー
欧米では、バレンタインデーは、男女関係なく、恋人や親しい人に、花やケーキ、カードなどの贈り物をする日となっています。

日本のように気になる人に告白をする、という日ではないようです。
チョコレートをプレゼントする事もありますが、定番はやはりバラなどの花で、お花屋さんが1年でもっとも忙しい日だそうです。

日本のようにホワイトデーの習慣はありません。
アメリカやイギリスでは男性がロマンチックなデートを企画し、女性に花束を渡します。

女性の職場に大きな花束が届く事もあるそうです。
その他の国のバレンタインデー
他の国はどんなバレンタインデーを過ごしているのでしょう?
日本と同じアジアの国でも、日本とは少し違ったバレンタインデーの風習があるようです。
韓国:
日本と同じくバレンタインデー、ホワイトデーとイベントがあります。

韓国ではバスケットにチョコレートをたくさん詰めて、ラッピングして贈るのが定番のようです。
韓国ではさらに、4月14日に「ブラックデー」と呼ばれる、バレンタインデーやホワイトデーに縁のなかったシングルの人が、お互いを慰め合う日があるそうです。
この日は黒い服を着て、真っ黒なジャージャー麺を食べるそう。

おもしろいですね!
ブラックデーに出会って、恋人同士になることもあるそうです。(敗者復活戦のよう?!)

中国:
中国では、なんとバレンタインデーが年に2回あります!
毎年2月14日と、旧暦の七夕にあたる8月です。
ちなみに、2回とも男性から女性へプレゼントを贈ります。
プレゼントはバラの花が定番で、バラの本数で意味が違うそうです!
3本は「愛してる」、15本は、「ごめんなさい」、99本は、「永遠に一緒にいよう」、108本は、「結婚してください」…まだまだたくさんあるようですが、このぐらいで(笑)

最近では、バレンタインデーにお金、それも電子マネーを送金することもあるようで、バレンタインデーの日だけは電子マネーの送金上限額が上がるそうですよ!
金額で愛の大きさを示すなんて……中国の男性は大変ですね!

まとめ
今回は、日本と各国のバレンタインデーの違いについてご紹介しました。
世界各国のバレンタインデーを見てみると、女性から男性にプレゼントを渡す国は日本と韓国だけですね!
世界では、男性から女性にプレゼントするのが大多数のようです。
日本の男性は恵まれていますね~!(特に中国の男性は尽くし方がすごい!)
女性は留学したら、バレンタインデーにお花をもらえるかもしれないと楽しみにしていてくださいね!