卒業生の活躍
長野県は世界に誇る観光資源や国際的なリゾート地がたくさんあります。
グローバルな視点でホスピタリティあふれる人材を輩出するNBLでは、県内各地の観光拠点と連携したキャリア指導も行っています。
ここでは長野県北部の湯田中渋温泉郷の渋温泉で活躍するNBLの卒業生の様子をご紹介します。
渋温泉 古久屋
春蘭の宿 さかえや
Nguyen Thi Lan Huongさん
ベトナム 国際コミュニケーション学科 2018年3月卒業 東京早稲田外国語学校 出身
渋温泉で働いているベトナム人は私一人ですが、NBLの卒業生や日本人の皆さんと家族のように過ごしています。私の仕事は、厨房で料理の味付けから盛り付けまで行っています。インカムを通じてオーダーが入ってくるので、日本語を話す力、聞き取る力が必要です。また仕入れやメモを書く力も必要です。学校では勉強しない専門用語も使います。私は今も毎日やったことや重要課題を手帳に書いて、勉強を続けています。
湯本 晴彦 様
代表取締役 山ノ内町議会議員
Huongさんは今年4年目。当旅館で初めての外国人スタッフでした。はじめはいろいろな業務を経験してもらい、現在は一番適正のある厨房で働いてもらっています。勉強熱心で向上心があり、休日や休み時間、業務時間前に料理の練習をしたり、毎日手帳を書いたり、努力を続けています。仲間を気遣う姿勢もすばらしく、他の人の見本になる存在です。いつまでもさかえやで働いてほしいと願っています。
渋温泉旅館組合からのメッセージ
石坂 大輔 様
株式会社ヤドロク 代表取締役 渋温泉旅館組合 副組合長
NBLの卒業生たちは現在湯田中渋温泉郷の各旅館で楽しく働いております。単に働くだけではなく、外国出身という視点から、今後のプロモーションに関して様々なアドバイスもくれる頼もしい人材です。今後は旅館の中核人材として他の人を引っ張る立場になっていくことを期待しています。
様々な仕掛けで実現させる渋温泉とNBL学生のマッチング
卒業生の活躍が評判になる中で、在校生が渋温泉を訪れ職場見学させていただく「渋温泉就職キャラバン」を毎年秋に実施するようになりました。
また、毎年多くの渋温泉の採用担当の方にご来校いただき「校内企業説明会」を行っていただいています。2022年11月4日には渋温泉6社による合同説明会を実施しました。渋温泉への就職は、NBLの学生、特に留学生にとっても「先輩がいる」「友達と同じ町に就職できる」「宿泊や食事がついているので安心」など、様々なメリットがあり、双方にとってよいマッチングとなっています。
渋温泉と周辺のおすすめポイント
渋温泉で人気の9つの外湯めぐりは、渋温泉に宿泊した人のみ利用できるお楽しみ。
地獄谷温泉のスノーモンキーは日本人以上に外国人観光客に人気。その多くは最寄りの渋温泉に宿泊し、マルチリンガルのNBL卒業生がおもてなししています。
足をのばせば世界的に有名なスキーリゾート志賀高原があります。
小根澤 恵理子 様
渋温泉 古久屋
当旅館では、約4年前から外国人スタッフを雇用していますが、国籍に関係なく、日本人スタッフと同様に接しています。皆日本語はうまいのでコミュニケーションの問題はないですし、英語対応もしてくれるので、積極的に外国人のお客様をお呼びできるようになりました。